定刻8時45分に無事到着。降りる前からすでにオアフ島が見えている。左側の席を指定すればもっとよく見えたかもしれない。接地はスムーズ。パイロットの腕が良いのかも。まだ飛行機が完全に停車しない内から機内にざわめきが広がる。通路が接続されると、みんなあせって出ようとする。
我々は子連れなので、ある程度人混みが減るのを待つことにする。機外に出るともちろん暖かい。さわやかな空気と共にハワイ特有の臭いがあたりに充満している。重たい荷物や眠気も気にならず、人の流れに従ってウイキウイキバスへ。
山下マヌーさんに寄れば、このバスに如何に早く乗るかが、その日を有効活用できるかどうかの分かれ目、なんて書かれてあったが、滞在日数の少ない人はたしかにそうかもしれない。子供も目が覚め、以外に元気に歩いているので安心。
バスを降りイミグレへ。ラッキーなことに子連れだったので、特別ブースに回され、あっと言う間に終了。といっても、他のブースもそれほど混み合ってはいなかった。それにしても係官の雰囲気が暗かったなあ。疲れているんだろうか。アロハスピリットの笑顔が見えない。
せっかく元気にグッドモーニングと言ったのに返事もなく、パスポートとチケットを速く手渡せという身振り。残念。むこうがそうゆう態度ならこっちも、とばかりに事務的な手続きになってしまった。相手がどうあれせっかくハワイに来たんだから明るく行こう、と反省。
イミグレが早く終わっても、スーツケースはなかなか出てこない。チェックインが早かったため、奥の方にしまい込まれたのだろうか。ようやく出てきた重いスーツケースをころがし、出口へ。今回の荷物はスーツケース1個と、手持ちのバッグが2つ。これで全部。2週間親子3人の持ち物としては少ない方ではないだろうか。
今回は個人旅行なので、左に曲がらずそのまままっすぐ外へ。タクシー乗り場に向かう。こちらに出てきたのは1〜2割ぐらいだろうか。想像よりも多かった。出迎えの人が大勢待っている。その中に黄色い服を着たタクシー係りがいるので、声をかけるとすぐにスーツケースを持ってくれタクシー乗り場へ。
あらかじめポケットに忍ばせて置いた1ドルを係りに渡すと、サンキューと言って遠慮なく受け取る。でもこれだけのことでチップが必要だったのか、今でもちょっと疑問。乗ったタクシーはシダタクシー(このタクシー会社はすでに営業中止)。日系の人が運転手。日本人が乗ってきたので向こうも緊張しているのか最初はちょっと怖い雰囲気。
タクシー
どこへ行くのかと聞かれたので、イートンスクエアと言ったが、発音が悪いのか、本当に知らないのか困っている様子。そこで契約書の封筒の住所の書いてある部分を見せ、さらにその後宿泊先のコンドに行ってもらうよう、これまた怪しい英語で伝える。
20分ほど走ると懐かしいワイキキの町並みが見えてくる。このタクシー、H1を使わずにワイキキに向かったが、時間はそれほど変わらなかった。やがてタクシーはとある道路の道ばたで停車。
ここだ、と運転手が言うので、素直に指さす方に歩いていくと小さな門がある。これをくぐると小径が続き、二股に。かねてニフテイで教えられた通り右に進むと階段。これを2階に上り、通路に沿って左の方へ進むと5軒目ぐらいのオフイスにハワイアン・コンド・リゾートが見つかる。
この間タクシーには、英語のほとんどわからない女房と3才の息子が置き去りに。後から聞いてみると、運転手さんから英語でいろいろ聞かれたけどほとんどわからず、ずーっとニコニコしていただけだった、とのこと。それが幸いしたのか、再び戻ってきたときには、なにやら運転手さんの緊張も溶けたらしく、雰囲気が和らいでいるのを感じた。
ハワイアン・コンド・リゾートでの手続き
中は町の不動産やさんぐらいの大きさで、カウンターがあり、日系のお姉さんが座っている。左側の壁には売り出し中の物件情報が貼られ、右側には各種のパンフレットが置いてある。グッドモーニングとか訳の分からない挨拶をゴニョゴニョ言いつつ、契約書を見せると、すぐに手続きが始まる。
最終的な金額を明示され、支払いをどうするのか聞かれるので、声を出すまでもなくクレジットカードを見せると、すぐに手続きは終了し、二つの鍵を渡された。
部屋を出るとき鍵はどうするのか訪ねると、契約書に書いてあったとおり、部屋に置いて鍵をかけて帰れば良い、ということだった。