ホノルル美術館

 ルルズでゆっくり朝食を楽しんで、そこからビーチ沿いをのんびり散歩していったん部屋に戻って休憩。

 10時ちょっと前に部屋を出て、2番バスで向かったのがホノルル美術館。バス停はまさに美術館のまん前にあります。



 美術館そのものの外観は大きな1軒家という感じ。中央あたりにある入り口を入ると右側に入館料を支払うカウンター。

 通常20ドルですが、JCBカードを使って10ドルになりました。支払いを終えて簡単な案内地図をもらって、まずは左手にあるアジア関連の古美術から観賞。

 古美術と言っても仏像関連が多いですね。ただ私はタイに通うようになって、あらためて仏像や仏画、寺院の建築様式や歴史について関心を持つようになりました。

 各種の仏像を見ながら最初に足が止まってじっくりと眺めたのが、ヒンズー教によく出てくるナーガ神。蛇(コブラ?)の神様と言われているようで、巳年生まれの私は勝手に私の守護神ではないかと思っています。

 タイの寺院には、参道脇にこのナーガ神が配置され、ある種の守り神になっているように見えます。また中国あたりでは蛇ではなく竜だという説もあり、日本ではヤマタノオロチという神にも関係するようです。

ホノルル美術館内のナーガ神 

 この像は、左下の説明書によれば13〜15世紀にかけてのスコタイ王朝時代に作られたものだということのようです。

 またその先には5つの頭を持ったナーガ神も展示されていました。タイのお寺では、7つの頭を持ったナーガ神をよく見かけます。

ホノルル美術館のナーガ神

 以前来た時も見ているはずですが、その時はあまり関心がありませんでした。

 他にも多数の仏像が展示されていて、「これはなかなかすごい」と思わず足を止めてしまうことが度々あります。中には仏様同士が愛情たっぷりに絡み合っている像もあって、「こんなの展示していいのか?」とちょっとびっくりしたものもありました。

 館内は静かで、中を歩いている人は少ない。時折警備員さんが巡回していますが、基本的に撮影は自由だし、場合によっては実物をまじかで見ることもできます。人によっては触ってみたいという衝動を感じるかもしれません。

 アジアの古美術の先は、いわゆる西洋美術となります。個人的になぜか心惹かれる「キリコ」の絵もあって、「なんでこんな絵を描いたんだろう?」と訳が分からないままにしばらく鑑賞。

 さらにピカソの絵もありますが、ここまで来るとさっぱり意味不明。「やっぱり風景がいいな」と思いながら1枚1枚見てまわり見学終了。

 時刻は12時半で、館内のレストランで昼食にするかと思ったのですが、おいしそうなメニューがなかったので、再び2番バスに乗車。向かったのがドン・キホーテです。



ドン・キホーテで昼食と土産


2019年5月ハワイ旅行


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