さて、今回の旅行もいよいよあと二日。三日目は帰国です。ハワイ島ではレンタカーを巡って、台風の中、観光地巡りをしました。
しかしワイキキに来てからは、ダイヤモンドヘッド以外特に観光地に行くこともなく、ただ気の赴くままにあちこちフラフラしている内に13日目になってしまいました。
以前は長期滞在をする時には、ウクレレレッスンや英会話教室、サーフィンやシュノーケル等、何かテーマがあった方がよいと考えていました。
しかし、最近はハワイでも日本と同じように普通の生活をすれば良いんだ、というように考えが変わってきました。
朝起きて、クヒオビーチまで散歩をして、朝食後はホームページを作ったりブログを書いたりして、昼が近づいたら昼食や食材の買い出しを兼ねて本屋さんやショッピングモールをウロウロ。
ちょっと昼寝をして、必要に応じてビーチで水浴びをしたり、ラナイで読書をしたり、気になる場所に出かけたりすればあっという間に夜。
ビールを飲んでのんびりしていれば10時過ぎには自然に眠くなるというパターンです。これなら一人旅でもまったく問題なさそうです。
長期滞在をしている初老の欧米人たちは、実際そのような生活を送っているのかなと想像していますが、ようやくそういった心境に少しずつ近づいてきたように思います。
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カピオラニ公園前のビーチから |
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カピオラニ公園前小堤防 |
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ウルフギャングパックエクスプレスの 朝食オムレツ |
今回息子から、「ハワイに何しに来ているの?」と改めて聞かれて、「ハワイに滞在することが目的だ」と答えて、その後自分の中で自問自答して得られた答えが上記のものです。
という心境になりつつあるのですが、それはそれとして、この日は息子と共に観光スポットであるマカプウトレイルに行くことにしました。
息子にあの絶景を見せたかったのと、私自身が前回達成できなかった最後の頂上への道を上ってみたいなと思っていたからです。
というわけで、朝6時過ぎに起きて、足の疲れも取れたので、先ずはカピオラニ公園前の小堤防まで、余ったパンを一つ持って出かけました。
堤防の中ほどまで来ると、例年になく体長7cm前後の小魚が多数いました。いつもは小さくても10cm以上の魚ばっかりでしたから、ちょっと不思議な気がしました。ずいぶんこの堤防には通っていますが初めてです。
朝早いと堤防の上には真っ黒い甲羅を持ったカニが多数うごめいています。歩いて行くと、すぐに食べ物の気配を察知するのか、ハトやスズメが足元付近に近寄ってきて、私の動向を窺っているのが良く分かります。
ショルダーバッグの中のパンを取り出して、空中で持っていると、羽ばたきながら貪欲なスズメが突っついてきます。
そうなる前に、すばやく小さな切れ端を海に投げ込むと、あっという間に体長20〜50cmくらいの魚が多数集まってきて、一切れのパンめがけて突進してきます。壮観です。
15分ぐらい魚たちと遊んで、再び遊歩道を歩いて戻りワイキキビーチホテル1階のウルフギャングパックエクスプレスで、試しに朝食メニューを買ってみる事にしました。
頼んだのは「ほーれんそうとマッシュルームのオムレツ」。これがなんと11ドル。コーヒーをつけたら14.5ドルになってしまい、高い朝食になりました。どうりで朝はお客さんが少ないはずだと納得です。
持ち帰って部屋で食べましたが、確かに量は多いし、味も良かったです。ただ一人では多すぎるし、二人では少ないという、日本人には中途半端な量でした。値段的にもちょっと見合わない気がします。