駐車場入り口にあった看板 |
頂上から、カイルアコナ方面 |
頂上からマウナケア方面 |
駐車場の奥から続く踏み分け道を少しずつ上って行くと、視界がどんどん広がっていきます。
同時に情けないことにすぐに息が切れてくるのですが、幸いなことに高さそのものが50m程度なので、ゆっくりゆっくり上って何とか頂上へ。
上がってみると、高さはそれほどでもないものの、周囲に視界を遮るような高い山がないため、遠くまで見通しが利き、雄大な風景を楽しめます。
特に1枚目の写真のように、カイルアコナ方面に向かう道路の両側に、小山のようなクレーターがいくつか見える様子は、まるでアニメのようです。
また正面には、このときはあいにく雲に隠れていましたが、マウナケア山がそびえて見えるはずです。
頂上周辺で30分ほど過ごし、あちこち移動して写真を撮影し、そろそろ車のエンジンも冷えただろうと駐車場へ。
車に乗り込んでエンジンをかけると、またしても警告灯が点灯。どうも私はアラモの車とは相性が悪いようです。(以前マウイでバッテリー上がりの車に乗車経験があります)
どうしたもんかと思い、そもそもどんなときにこの警告灯が点灯するのかを確認しようとダッシュボードを開けると、なんと説明書の類がまったくナシ。
困ったなと思ったものの、この場所からレンタカーを借りたヒロの営業所までは50kmぐらいあります。
契約書に電話番号が書いてあるものの、通信手段がありません(これはちょっと今回の反省事項)
「う〜ん、まいった」と思っていたら、そこへちょうど4人組の家族連れの車が近くに停車。運転していたのはおばさんですが、思い切って「すいません、アラームランプが点灯しているのですが、原因は分かりますか?」と怪しい英語で質問。
おばさんは、アラームの意味は理解してくれたようで、ダッシュボードの警告灯を見て、これはサイドブレーキではないか、とちょっと見当違いの説明。
「いや、これはエンジンのようです」と私がいうと、おばさんのだんなさんが親切に、それだったら営業所に電話した方が早いと言って、私の持っていた契約書の電話番号に電話。
ところが誰も出ない。どうもアラモはいまいちだなとますます不安が募ります。
すると今度はおばさんの息子さんが現れて、「じゃあエンジンルームを見てみましょう」ということになり、エンジン点検。
しかし最近の車は昔と違って訳の分からない装置が複雑に組み合わさっているだけで、素人にはほとんど理解不可能。
それでも息子さんはとりあえずエンジンオイルの量を確かめてくれ(これぐらいなら私も出来たなあとここでも反省)、その他の溶液類の残量をチェック。最後に全体の匂いを確認して、「変な音とか焦げ臭いとかがなければ、大丈夫なのでは」とアドバイス。
確かにこの場ではそれ以上の点検は出来ませんし、実際エンジンルームからは異常な音もにおいもありませんでしたので。「分かりました。安全運転でヒロまで行きます。ありがとうございました」と礼を言って分かれました。
家族全員の善意にすがったような形になりましたが、快く対応してくれてうれしかったです。また私の怪しい英語も通じたようで、これもちょっと自信に繋がりました。