カモノハシ探索のレクチャー
カーテンフィグツリーを見てから、再びバスに乗り、車内でガイドさんからカモノハシ探索のレクチャーを受けました。
要するに行動は細心の注意を払って静かに動き、話すときも囁き声で話せばよいとのことです。
というわけで一同緊張の面持ちでバスを降り、目的の川までの100mぐらいをガイドさんに連なって、慎重に歩いていきます。
川っぺりに出ると、真っ茶色の水が流れていました。雨期のせいか水量も多いようです。
ただし深さがあり、高低差が少ないのか、表面の流れはゆったりとしています。
カモノハシは水面に顔を出す、と言われていますから、一同じっと水面を見つめ、あちこちで時折出来る水の渦を見て、「もしやあれが・・・」と考えますが、どうやらただの渦のようです。
最初の場所で10分ぐらい見ていましたが、まったく動きがないようで、家族連れの子供さんも緊張に耐えられない様子。
ガイドさんも気を効かして、もう少し先に行ってみましょうと100mほど移動。川がちょっと曲がっていて、川幅も広くなっています。
あちこちに淀みがあり岸辺には植物が茂っていて、いかにも何かが潜んでいそうです。
カモノハシ発見
しばらく眺めているとガイドさんが静かに手を挙げて一同を呼び寄せ、「あそこの対岸の茂みが揺れています。その下にカモノハシがいますので見ていてください」と囁き声で教えてくれます。
というわけで、その付近をじっと見ていると、茎が揺れ、その水面付近に何やら動物らしきものが浮上。
急いでカメラをズームして撮影しましたが、出来上がったものはただの棒っきれが浮いているようにしか見えません。
本当はカモノハシ特有の平べったいクチバシを見ることが出来ればいいなあと思っていたのですが、距離的にも20mぐらいあり、肉眼ではとても見えません。
ただし肉眼でも動物のような動きをしていることは分かりました。
また一度大きさや動きが分かると、他の場所でも時折水面上に動きがあることが分かりました。2匹のカモノハシが連なって水面付近を移動している様子も見ることが出来ましたが、写真には撮れませんでした。
それでも全員がカモノハシを見ることが出来、とりあえず満足です。静かに行動しなくてはいけないと言うことで、独特の緊張感があった事も面白かったです。
再びガイドさんの後について、200mほど移動。あたりは徐々に夕暮れとなり、空を見上げると雲も増えていて、こりゃ星空はダメかなとがっかり。
向かったのは夕食のためのBBQ設備がある建物。建物といっても、原っぱに屋根を作って、BBQ設備を設置しただけの場所です。