第9日目 遂に帰国

チャイナエアライン 着陸前の寿司の軽食 
 映画を2本見て、ウトウトしていたら軽食の時間。ビジネスの場合は、最初にテーブルクロスが用意され、次に飲物と前菜、さらにメインディッシュが運ばれてきます。

 一人一人が食べるペースに合わせて料理が運ばれてくるのは、それだけで嬉しいのですが、その分フライトアテンダントさんは大変だろうなと思ってしまいます。

 最後の食事は軽食ということです。これまたおやつなのか夕食なのかよく分からない時間帯ですが、美味しかったので完食。これで今回のハワイ旅行中の食事はすべて終了。

 しかしいつも思うのですが、飛行機での移動というのは、飛行中窓を閉めているので、移動していると言うより、なんだか特定の空間にいるうちに、周りの位置が勝手に動いていくという感じがします。 

 つまり自分が移動しているのではなく、周りがある特定の場面から、別の場面に切り替わる、と言うことでしょうか。テレビのチャンネルの切り替えに似ているなと思えます。 

 私は車窓からの景色を楽しむのが好きなので、本当は窓を開けて雲の流れを見たいなと思っているのですが、何故か窓は閉められて、強制的に睡眠モードに導かれます。 

 日本時間夕方5時半に無事成田空港に着陸。機外に出た瞬間、歩く人の平均速度が上がるような気がします。皆さん早く帰りたい一心なのか、それとも翌日からの仕事が心配なのか。

 私の場合は「あ〜あ、帰って来ちゃった」という落胆の気持ちです。あまり元気が出ず、動く歩道に乗ってもキビキビと歩く元気が出ません。

 それでもビジネスなので、速めに機外に出て、動く歩道を乗り継いで、入国審査はあっと言う間に通過。当然荷物はまだ出てきませんので、トイレに行って小用。

 トイレから帰ってくると荷物運搬の、あれは何と言うんでしょうか、動く台がゴトゴト動き始めました。30番目ぐらいに荷物発見。素早く引きずり下ろし、税関通過。

 ここで最後に新しく作ったアメックスの「スカイトラベラーカード」についている特典、空港から1個だけスーツケースを無料で自宅まで宅配、と言うのを利用。

 出口を出て左折。ABC貨物のカウンターで手続。ここは混んでいる割には係の人が少なくて、ちょっとイライラしますね。

 すぐにとって返して自宅の最寄り駅行きのリムジンバスの時刻を確認。ちょうど良いのがありました。チケットを買って、バスを待つベンチへ。

 この時の感覚が何とも不思議です。朝はあの青空の下のクヒオビーチを歩いていたのに、今は成田空港の前で、信じられないぐらい蒸し暑い大気の中でバスを待っています。同じ1日の中の出来事とは到底思えません。

 旅行で移動した、というより、SF小説で言うところの「ワープして、特定の空間から特定の空間に移動した」という感覚が強いです。

 バスは、さすが日本。定刻に出発。しかし途中事故やら通勤渋滞やらで、結局30分近く遅れて最寄り駅に到着。身軽になったんだからスカイライナーで帰れば良かったとちょっと反省。ちなみに宅配のスーツケースは翌日到着しました。 

 というわけで、3週間に渡って書き続けた旅行記も遂に終了。最初から読んで下さった方、感謝です。途中誤字脱字も多数あったかと思いますが、ご容赦下さい。

 ブログの方にはすでにそれっぽいことを書いていますが、帰国後2週間経ったあたりで、早くも次回の事を考え始めました。

 年齢的にも、行けるときにどんどん行かないと悔いが残る、という心境になっています。また、このサイトの掲示板で、読者の方が次々と次回の予定を決めている雰囲気を感じて、それに触発された部分もあります。

 来年夏に行くのはほぼ間違いないと思っていますが、その前3月はどうなのか?このワクワク感がたまりません。



2013年 ハワイ旅行記


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