ホノルル空港からフェアウェイビラへ

 ホノルル空港右奧の個人用出口を出て、送迎の人たちの間を抜け右折。50mぐらい歩くと赤いアロハを来た係員さんがいます。

 適当な人のところに近づき「シャトル?」と聞くと「そうです。どこまで?」と聞かれたので「フェアウェイビラ」と答えると、すぐに分かった様子。やはり老舗のコンドミニアムなんですね。

 ところが係のお姉さん、その後早口の英語でペラペラとまくし立てます。1割も聞き取れないので「分かりません」と答えると、またもやスピードを落とすことなくべらべらしゃべる。

 そこで、どうせ片道か往復かを聞いているんだろうと思い(ディスカウントという言葉がかろうじて聞こえました)、「ワンウェイ」と答えると、またしてもべらべら。最初は、このお姉さんは不親切だと思いながら我慢して聞いていたのですが、やっぱり分からないので、少し強めに「ワンウェイ!」とはっきり強調すると、ようやく「15ドル」と言います。

 ここまでが調子よかっただけに、ちょっと不愉快。メリットを説明するなら、日本人向けの解説用紙を作ってみせるとかすればいいと思うのですが、ただしゃべりまくるだけでは、反感を買うだけです。

 スピーディーシャトルですが、コストパフォーマンスを上げるためか、座席が全て埋まるまで出発しません。シャトルは運転手の横の助手席まで使っています。従って手荷物は膝の上。

 大柄な外人さんが横に乗ってきたりすると、身動きもままなりません。このあたり、運賃を下げるためにはしょうがないと納得できればいいのですが、乗客の気持ちよりも運送効率を重視しているようです。(だからワイキキからカラで戻らないように、しつこく往復を勧める?) 

 乗客も荷物として扱われているような気がします。ただ運転手さんは良い人でした。出発すると、改めて停車するホテル名を確認しています。また途中で簡単な観光案内もしてくれました。(英語ですが)

 今回5カ所回りました。イリカイ、アクアパーム、シェラトン、パシフィックビーチ、最後に私のフェアウェイビラ。面白かったのは日本人はシェラトン、パシフィックビーチで降り、外人さんはイリカイとアクアパームで、宿泊料金の違いが鮮明でした。

 しかも圧倒的に日本人の方が年齢的に若いです。(私を除いて)その意味では、安い所は不安(私もそう感じますが)と思うのと、日本のガイドブックで高級なホテルを常に紹介しているので、宿泊先が偏るのかなと感じました。

 例によってワイキキまでは30分ぐらいでしたが、そこからあちこち回っていたので、結局フェアウェイビラ到着が10時ちょうど。降りるときにチップを1ドル。別に渡さなくても問題なさそうですが(日本人グループは誰も渡さず。外人さんグループは渡していました)、まあ気持ちの問題と言うことで。

フェアウェイビラ入り口 チップのせいかどうかは分かりませんが、運転手さんも笑顔でスーツケースを取り出してくれました。

 フェアウェイビラのエントランスが分かりにくかったので、「あそこがエントランスですか」と尋ねると、「そうだよ」というので、思わず「ありがとう。

 ハワイは良い天気ですね」と言うと、「気をつけて、そして良い旅行を」と言われ、にこやかに送ってもらえました。

 スーツケースをごろごろ転がし、指し示された幅1間(古いですね。1.8mのことです)ぐらいのドアに到着。(右の写真です)どうやって入るのかなと思案していると、中からたまたま人が出てきたので、そのままドアを通過。

 左側にセキュリティデスクがあるので、あらかじめコンドのオーナーさんからメールで伝えられていたように、「私は誰それのゲストなんだけど」(誰それはオーナーさんの名前です)と言うと、すぐに目の前にあるエレベーターを示して「どうぞ」のジェスチャー。

 エレベーターは3基あって常に待ち時間ほとんどナシで快調に動いています。入り口の右側にはソファーが置かれていますので、ここで読書なんかが出来ます。

 指定されているのは18階。29階が屋上で、2階から6階までは駐車場です。エレベーターを降り、部屋番号を探しドアの前へ。

 メールに書いてあるとおり、ドアノブに大きなキー(英語ではlock box)がぶら下がっていて、この中に部屋に入るためのキーが入っています。このシステムにも慣れました。

 時間はまだ10時。キーが入っていればOK。入っていなければ、中で清掃作業をしているので、スーツケースだけ預かってもらうことになっています。

 とりあえずノックをして誰もいないことを確かめた上で、指定されたキー番号を、大きなキーに入力してふたをあけると、ちゃんとキーが入っていました。

 なんと10時過ぎに部屋に入れてしまったことになります。(あらかじめオーナーさんに、メールで11時頃には間違いなくワイキキに着いているがどうすればよいか、と質問をしてありましたので、気を利かせてくれたのだと思います)



フェアウェイビラの室内


2013年 ハワイ旅行記


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