長期滞在費用と目的

 今回食費についていろいろ分析したので、今後ハワイに行って長期(最低一ヶ月程度)に滞在する場合の滞在費用の目安が付いたような気がします。

 今回の旅行は14泊16日なので、総食事回数は初日の昼と夜、最終日の朝を入れると、全部で42回あったと思います。 

 このうち自炊及びパンやホットドッグ等の軽食を買って部屋で食べた回数が、朝12回、昼6回、夜5回でした。これらの食材を購入した総額は241ドル。単純計算で1食あたり10.5ドルになります。

 これを一ヶ月に換算すると10.5×3×30=943ドル。朝食の回数が多いので簡単に比較はできませんが、一ヶ月の食費は8〜9万円となります。

 ということは夫婦二入で一ヶ月節約を考えながら自炊に徹すると食費は10万、その他の雑費やたまのレストランを含めると15万ぐらいあれば、まあ質素ではあるけれどハワイの生活を楽しむことは出来るという計算になります。

 ハワイという土地に馴れ、購入するもののコストを下げることが出来れば、生活費はさらに安くできる可能性があります。

 しかし残念ながらこの計算には住居費が入っていません。例えばバニヤンを一ヶ月賃貸すると、その賃貸料はたぶん20万前後だと思います。

 生活に徹するのであれば、もう少し住む場所等のグレードを下げて、ワイキキから離れれば、この価格は一ヶ月10万ぐらいまでは下がるかもしれません。

 そうすると1ヶ月の必要経費は食費と賃貸料、雑費で約25万。この額だと正直なところ年金ではまかなえないので、ある程度資産がないと実行は難しいかもしれません。

 しかし日本で1ヶ月暮らしても、何十万かの支出はあるわけですから、家をすでに購入しローンも完済していれば、年金+10万(貯金から持ち出し)+往復の航空券代でなんとか夢の長期滞在は実現できそうです。

 そうすると、次はハワイに長期滞在をして何をするのか、ということになります。この部分についてはこれまでも何回か考察していますが、これだという結論は出ていませんでした。しかし今回の旅行では少しその輪郭がつかめたような気がします。

 例えば英会話を習得しようと思うと、その学校の授業料が気になり、先ほどの計算ではすまなくなります。またハワイに滞在している内に、自然に英会話が身に付くということもあり、わざわざ学校に通うのはどうかなと思えてしまいます。

 では比較的金のかからない泳ぎとか、初期投資は必要ですが、長くは続けられそうなサーフィン等はどうかとも考えましたが、これらはこの先の自分の体力を考えると、長期で続けられるのは難しそうです。

 その他、ボランティア活動みたいなものを考えたこともありますが、たまにちょこっとやって、しばらくしたら帰国というのでは、どうも心許ない気がします。

 そう考えて最終的に思いつくのは、やはり昔から大好きだった音楽かな、と思えるわけです。ギターやウクレレを弾き、コミュニティセンターで格安レッスンを受け、出来れば地元の人と交流を持つ、というのが理想的な長期滞在かな、と今回の旅行で考えるようになりました。



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2010年 ハワイ旅行記


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