第13日目 昼食と夕食

帰りは余裕で岸を目指す

 「それでは上がりま〜す」の声で、一同再びボードにのり、それぞれの思いを胸に抱いて、パドリングで岸を目指す。たとえうつぶせでも乗れてしまった自信は大きい。途中の水の色が変わっている深い部分も、迷い無くパドリングですいすい進む。

 私なんかの感覚では、このパドリングだけでも面白い。パドル・サーフィンを試みる人がいる理由がよく分かった。岸に上がるとどっと疲れを感じるが、息子はうれしそうだ。

 「もっとやりたかった」と悔しそうに言う。「明日もやろう」と言うが、さすがに金が続かない。ワイキキ沖でボードを借りてやってもいいのだが、人が多いし、サーフィンのルールもよく知らない。さすがにそれはまずいだろう、と考えるのは大人ならではの判断だ。

バニヤン6階のサムズ・レストラン
バニヤン6階のサムズ・レストラン
サムズ・レストラン チキン プレートランチ
サムズ・レストランのチキン・プレートランチ
カピオラニ公園方面からワイキキ市街
カピオラニ公園方面から
ワイキキ クヒオ・ビーチからのサンセット
ワイキキ クヒオ・ビーチからのサンセット


 「また来年来ればいい」と説得するが、息子の中では「絶対来るぞ」という意志決定がなされたことだろう。

 一同シャワーを浴び、ボードを片付け、再びワイキキまで送ってもらう。車を降りるときにチップを渡しレッスン終了。息子にとっても私にとっても一生忘れられない思い出となった。

 しかしながら改めて考えてみると、やはりサーフィンは危険だと思う。

 特に私のような非力で泳力の無い、しかも眼鏡を外すとほとんど見えない人間にとっては、単独でサーフィンを楽しむと言うことは、先ず無理だろう。その内息子がうまくなったら、浅い海でボードを押してもらうのが一番かもしれない。


昼食はバニヤン併設のレストラン?で

 それはそれとして、さすがに運動と緊張のあとは腹が減る。しかし疲れて出歩く気力もあまりない。

 そこで昼食はバニヤン6階のレクデッキにある「サムズ・レストラン」で摂ることにする。

 「エッ!バニヤンにレストラン?」という人も多いだろう。BBQエリアの横で寂しく営業しているカウンターだけのお店で、レストランというのはほとんどジョークに等しい。

 値段もちょっと高めだが、結構いろいろな種類のプレートランチが用意されている。

 ここで、「チキンのプレートランチ」と「ハンバーガー」「フライド・ポテト」を買い、部屋で食べた。こうゆうときは便利だ。味もなかなかよい。

 食後、息子は宿題をやるというので、疲れた足を引きずりながら水族館方面を写真撮影に出かけた。

 台風が完全に過ぎ去り、青空が非常にきれいだったからだ。水族館方面のカピオラニBPからのワイキキの写真は、アングルが私のお気に入りだ。

 いったん戻って休憩後、今度は息子と共にクヒオ・ビーチでサンセット見学。きれいな夕日だった。

 帰るついでにフード・パントリーで夕食用の弁当を購入。これと冷蔵庫に残っている食材をあわせたものが今日の夕食。もちろんビールも購入。

 息子共々充実した一日を終え爆睡。十三日目が終了。



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2009年 ハワイ旅行記


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