「がぜん」の夕食で舌鼓
巨大なピッチャー |
ふわふわの卵焼き |
チキンの磯辺巻き |
巨大アサリの酒蒸し |
それやこれやでのんびりしていると、あっという間に夕方だ。今日の夕食は、息子の英会話レッスンの先生がアルバイトをしていると言っていた「がぜん」というお店に行くことにした。
「がぜん」はワイキキから直通バスはないので、またもや乗り換えだ。バスマップを見ながら、どこで乗り換えるか考える。
ちなみにこのバスマップは、たまたま乗り合わせたバスの運転手さんの後ろの棚に置かれていた物で、オアフ島のバス路線がすべて掲載されている優れものだ。
この路線図はすごく役に立つので、もし見かけたらすぐにもらうことを勧める。ただしバスによっては全体図ではなく、一部の物しか置いてない場合が多い。
さてこのバス路線図に寄れば、先ずはワイキキから2または13番のバスでドンキ方面に行き、アラワイを渡った次の停留所で降りて、ちょっと歩いて乗り換えのバス停にいけば良さそうだ。
目指すバスは9番。これまた未知のバスである。目標はH1の高架。この手前で降りればよい。
それでは出発。すぐに13番のバスが来たので飛び乗る。予定通りアラワイ運河の先で下車。角を曲がるとバス停発見。
待つこと5分。これまたタイミング良く9番バスが来た。ここからは乗ってしまえばほぼ一直線なので周囲の景色に目を配りながら、下車する停留所の見当をつける。
よしここだ、というところで迷わずヒモを引っ張ると、バスはちゃんとH1手前のバス停に停車。降りたのは我々だけだった。
この近くに目指す「がぜん」があるはずなんだが、と周囲を見回すと、なんのことはない道の反対側に発見。すぐに道路を横断し到着。
「がぜん」の料理はうまかった
店の前には10台くらいの車がすでに停まっている。和食の高級店という感じもあったが、ここまで来て帰るわけにはいかない。
ドアを開け中にはいると、威勢の良い「いらっしゃいませ〜!」の声がかかった。すぐに店長さんと思しき日本人の方がテーブルに案内してくれる。
ちょっと暗めの照明で、なかなか雰囲気がよい。店内のあちこちから、ちょっとアルコールが入ったような歓談の声が聞こえる。
メニューを見ると、これがなかなか面白い。日本にいても私が住んでいる埼玉の片田舎ではとても味わえないと思われるような、いろいろな種類の料理が並んでいる。
先ずは飲み物だ。時間が早いのでピッチャー半額となっている。いくらなんでも一人でピッチャーは多いだろうと思う人が多いだろう。もちろん私もそう思っていたが、いつもの小瓶だと2本は頼まなくてはならない。そうすると結局ピッチャーの値段と変わらないのだ。
じゃあ、飲めなきゃ残せばいいやと思い、ウエイターさんにピッチャーを頼む。ウエイターさん、さすがに一瞬言葉に詰まった。やはり一人で飲むのかよ、という思いがあったのだろう。
続いて息子と私のつまみのために「ふわふわの卵焼き」、さらに「チキンの磯辺巻き」、私がつまみとして「アサリの酒蒸し」、さらにいつもの「チキン唐揚げ」とご飯をオーダー。ものすごい贅沢な夕食となった。
写真を見ていただければ分かるが、ピッチャーはやはり巨大だった。卵焼きは絶品。磯辺巻きはチキンとの相性が良く、酒蒸しのアサリは大粒だ。
ここまでくれば唐揚げがうまいのは分かり切っている。ちょっと注文しすぎたかとも思ったが、息子と二人で仲良く完食。ビールも結局すべて飲んでしまった。いやはやうまかった。後はバニヤンに戻って寝るだけだ。
夜のバスは停留所が見えにくく、若干心許なかったが、無事戻ってきた。明日はいよいよサーフィンレッスンだ。心して挑戦するために早めに就寝。十二日目が終了。