第13日目 サーフィンレッスンを決断

最後の数日をどのように過ごすか悩む

 当たり前だが徐々に帰国日が近づいてきた。毎年のことだが、残りの日々をどのように過ごすか、真剣に考える。今回はバスの移動なので、遠方には行っていない。だからといって今更ノース方面のツアーはあまり気が乗らない。以前にレンタカーで行っているからだ。

 あえて言うと、今回ハワイに来る前から「キャプテン・ブルースの天国の海ツアー」だけは気にしていた。いろいろな方から、行って良かったという評判を聞いているので、参加するかどうか、最後の最後まで迷う。そこでその他にやりたいことを考えてみると、息子がともかくサーフィンをやってみたいと、これもハワイ入りする前から言っている。

 アリゾナ方面に行くのはどうかと考えてみたが、、息子はあまり興味は感じないとのことで、この案はボツ。タイムシェアの説明会も面白そうだが、過去にヒルトンとコ・オリナの説明会に参加し、内容はだいたい分かっているし、最後の購入の勧めを断るのも精神的に疲れる。

 「ホノルル・スクリーマー」も面白そうだ。これは乗ってみたいと考えたが、すでに散骨でクルーザーに乗っているし、カタマランにも乗ったので、この案もボツ。結局これまでやったことないことをやりたい、という欲求に答えるためにはサーフィンしかないことに気がついた。


アンプ・サーフィン・レッスンに申し込む

 よしそれじゃあ思い切ってやってみるかと考えたが、慎重派の私はすぐには結論を出さない。先ずは調査からだ。フリーペーパーの広告を調べ、ネットでサーフィンレッスンを検索する。条件は親子の参加。親はほとんど泳げない(情けない話しだ)ので場合によっては岸から見学。

 子供は多少泳げるが、サーフィンについては全くの素人。人数は二人。グループ・レッスンでもないし、プライベートレッスンでもない。そんなんで大丈夫なのかとも思うが、息子は何が何でもやってみたいという。

 結局「アロハ・ストリート」に掲載されている「アンプ・サーフィン・レッスン」という所に電話をかけてみることにした。広告には「有名人御用達」と書かれているが、個人的にこのキャッチフレーズはあまり好きではない。

 有名人がいくような店で良かった店は、これまでほとんど無かったからだ。しかし日本語のレッスンで、値段的にも内容的にも我が家の条件に折り合いそうなのは、調べた範囲ではここだけなのだ。

 電話をしてみると、明るい声の女性が応対してくれた。ちゃんと場所を選びますから、泳げなくても大丈夫ですよと言う。でもボードからこけて泳げなかったら危ないのではと言うと、足が立つところでやりますから、と言う返事。明日の午前中なら空いているし、一緒にレッスンを行う人の一人は小学生ですよ、とまで言われてしまった。

 値段はセミプライベートレッスンなので120ドルになるが、フリーペーパーを見ての申し込みの場合20ドル引きになるとのことだ。ただレッスン終了後はチップを渡して欲しいとも言われた。

 そこまで言われて、やっぱりやめますとは言いにくくなってしまった。「安全ですから、お父さんも是非どうぞ」という甘い誘惑の声につい心が動かされ、いつの間にか「それじゃあ、二人お願いします」と返事をしている自分を発見。
ABCストア 三色マフィン
 さあ大変なことになった。果たして生きて帰れるだろうか。初心者のレッスンはワイキキ沖でも見かけているが、結構派手にボードから落ちている。あんな姿勢で落っこちて、すぐにボードにしがみつくことが出来るのだろうか。

 水を飲んで、ばたばたもがいている内に一巻の終わりという事態にならないのだろうか。返事をしたものの、不安感で一杯になる。息子まで「え〜!お父さんもやるの〜?」と心配げな声を出す始末。

とりあえずレッスンは明日だ。今は気を静めて飯を食おう。これが午前中の結論だ。今回はハイアット1階のABCで冷やし中華を購入。予想以上にうまかったのでびっくり。

 食後、息子は夏休みの宿題。私はちょっと休憩後、滞在中の写真を編集し、DVDにしてもらうため、DFS近くのシネヴィーへバスで行く。これはハワイの歩き方インタビューのお礼みたいなもんだ。

 この内容は後日ハワイの歩き方のページでも見ることが出来る。(実際すでにアップされています)ついでにあちこちでワイキキの風景を写真撮影。



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2009年 ハワイ旅行記


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