第8日目 水漏れ対策

水漏れに悩まされ、若干寝不足気味に

 一晩中水漏れの音が聞こえ若干寝不足気味だ。息子は相変わらずソファーベッドで爆睡状態だ。「CIMY」のオフイスが開くまでまだ時間があったので、たまっていた洗濯ものを洗濯し、その間に息子を起こし朝食を摂る。

 8時20分になったのでオフイスへ出向く。ところがまだ開いていない。早すぎたらしい。しかし傍らの倉庫と思しきところで一人のおばさんがごそごそやっている。もしかして「CIMY」の関係者かとのぞき込むと、全く違うバニヤンのメンテナンスのおばさんであった。

 しかしこのおばさんひじょうに親切だった。「どうした、どうした?」と早口で聞いてくる。ところが、相手の言うことは少し分かるが、こちらはすぐに口から英語が出てこない。

 「アー、ウ〜・・、て、て、天井から、み、水が、お、落ちてくるんで、ありまする〜・・・!」なんて答える。

 水漏れは「ウオーター リークト フロム シーリング」と言えばいいのだと分かったのは後日だ。私の英語では、天井から大量の水がばしゃばしゃと落ちてくるイメージではないか。

 それでもおばさん、こちらの言いたいことが分かったのか、こうゆうことはよくあるのか、すぐに「ほんじゃ、一緒に行ってみてあげましょ!」と大変親切な申し出。

 「ちょっと待ってね」というので通路で待っていると、タオルを一抱え持って現れた。う〜ん、こちらの説明が下手くそなので、申し訳ないなと思いつつ、一緒に部屋へ。

 部屋に入り、ここだここだ、と鍋や皿を指さすと、すぐに持ってきたタオルを周辺に敷き詰めてくれ、セキュリティを呼んでくるからこのまま待っててと言い残し出て行ってしまった。


おっかなそうなセキュリティのおじさんに呆れられる

 しばらくすると口ひげをはやした、一見おっかなそうな、身長も体重も私より二回りぐらい大きいおじさんが登場し、実況見分。しかしすぐにはどうしようもない。

 現状をカメラに撮影し、今度は私に事情聴取。「おいおい、私しゃ犯罪者じゃないし、だいいち水漏れの原因は上の階の住人だろうが」と思いつつ、質問に答える。

 「う〜む、相手の質問が分かるぞ」なんて喜んでいる場合ではない。「いつ気がついた?」と聞かれたので昨晩だと答える。ところがこれを聞いていた息子が、小さいシミは一週間前にあったよと口をはさんできた。「え〜、本当?それは知らなかった」

 そう、私はまったく気がついていなかったのだが、息子はソファーベッドに寝ていたので気がついていたのだ。

 そのことを伝えると、おじさんちょっと呆れた顔で、「何〜、ほんじゃあんたはそのシミを1週間放置していたのか、なんたるこっちゃ」みたいなことを言うので、水が落ちたのは昨日で、それで気がついたんだと力説する。それで本当に納得してくれたのかどうかは分からないが、少なくとも水漏れの責任はないので、それ以上の追求はなかった。

 最後に、「現状では水漏れは止められないので、関係者には連絡しておくけど、あんたもCIMMYに連絡してね」と言うことで一件落着?しかし水漏れは相変わらずだ。しかし心なしか落ちる間隔が長くなったようだ。これなら午後には止まるか、とも思えてきた。



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2009年 ハワイ旅行記


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