第5日 ハワイの歩き方のインタビュー

ハワイの歩き方インタビュー

 今日は「ハワイの歩き方」の二回目のインタビューの日だ。一回目のインタビューは2004年だから、ちょうど5年ぶりになる。

 前回はワイキキの交番前あたりで取材を受けた記憶があるが、今回は「シェラトン・モアナ・サーフ・ライダー」のバニヤン・ベランダで行うとのことだ。

 朝食を軽く済まし、サーフライダーへ歩いて向かった。約束の時間は8時半だったが、バニヤンベランダの場所が良く分からなかったため少し早めにバニヤンを出た。その結果、なんと8時15分に着いてしまった。

 サーフライダー前はよく歩くが、中に入る機会はあまりない。カラカウア通りからロータリーに沿って入口に向かうと、何人かの人が揺り椅子に座って、通りを眺めながらのんびりしている。なんとなく優雅な雰囲気だ。しかし欧米人だと様になるが、日本人だと何か場にそぐわない感じがする。

 建物の中に入り、指定されたバニヤン・ベランダに向かう。ともかく建物を通り抜ければよいと言われている。通り抜けたところの左右にも椅子やテーブルが置いてあり、何人かの人がくつろいでいた。

 さらに建物を抜けた正面には椅子やテーブルがたくさん置かれ、中央付近に有名なバニヤンツリーがそびえ立っている。木陰が涼しそうだ。

 今回インタビューを受けることになっている相手はKさんだが、さすがにまだ来ていないだろうと思い、息子と一緒に「どの辺で待っていようか」なんて相談していると、なんと傍らの椅子に座っているスレンダーな女性が、「MKさんですか」と声をかけてきた。我々よりも早く来て待機していてくれたらしい。

 早速バニヤンツリーの近くのテーブルに移動し、世間話のような取材のような話を始める。ちょっと着くのが早い時間だったので、カメラマンさんが(実際には女性だったのでカメラウーマンさんか)まだ来ていなかった。

 話の内容は基本的に他の皆さんと同じだ。宿泊場所、食べた場所、行った所など。ただ我が家の場合まだ着いて数日なので、これから行くという場所が多くなってしまった。そこで追加の情報については後日メールで連絡するという約束をして、実際に2回ほど追加の連絡をした。

 基本的な取材が終わった頃、カメラマンの女性が現れた。こちらもキュートな若い女性だった。二人の女性に囲まれて、しばし幸せな気分になる。なんとも単純だ。インタビューを終え、それでは動画の撮影をしましょうということになり、ビーチに移動となった。


ビーチのビデオ撮影に緊張する

 ビーチに出て、まずは記念撮影。続いてマイクをつけられる。う〜む、何とも珍妙な気分だ。息子と並んで立つと、カメラのレンズが正面からにらみつけてくる。嫌でも緊張せざるを得ない。

 ちょっとしゃべってくださいと言われ、マイクの入り具合を調整。その後先ほどのインタビューと同じような質問をしますので自由にしゃべってくださいと伝えられる。

 「そんな〜、いきなり自由にしゃべれと言われて、簡単に言葉が出てくるもんだろうか」急に不安になってくる。しかしそんなこちらの不安にはお構いなしに、「それじゃあ、始めま〜す!」とあくまで明るい係の女性。それに吊られてこちらも覚悟?を決める。

 さて結果は?たぶん掲載は9月の初め頃になるのではないだろうか。いやはやこれで全国的に、いや世界中に私がどんなおじさんであるか分かってしまうなあ、なんて帰国後改めて他の人の模範的なインタビュー記事を見てため息をついている。大それたことをしてしまったものだ。まあ編集者の腕に期待しよう

 ビーチで我が家のインタビューを見ていた人が、収録後係のお姉さんに質問をしていた。まあこの様子をハタから眺めていた人は、「いったい何の取材なんだろう?」と不思議に思ったに違いない。

 とにかくインタビューを無事?終え、緊張を解きほぐすためスタバに行きしばし休憩。スタバに行ったのは、持参したパソコンの無線LANが使えないかと思ったのだが、残念ながら、ちょっとした勘違いで、この時点でも接続を確認できなかった。


ヒロ・ハッティで土産を買おうと思ったが

 いったんバニアンに戻り時刻を確認すると10時半だった。まだ時間的に余裕があるので、倒産しかけた?という「ヒロ・ハッティ」にトロリーで行ってみることにした。トロリーに乗りたかったのと、帰りにアロハ・タワーに寄り、桟橋から熱帯魚に餌を撒きたかったからだ。

 プリンス・クヒオ前でトロリー乗車。やはり乗客は欧米人が多い。およそ20分でニミッツHWにある本店に到着。どやどやと欧米人が降りる。いつものように入口前に陣取った係のお姉さんが貝のネックレスをかけている。我が家もかけてもらい店内へ。

 アロハ・シャツやTシャツ等の衣料品コーナー、そして雑貨と見ていくが、例年我が家が購入していたTシャツコーナーがなくなってしまい、さらにカレンダーの種類もかなり減ってしまった。他に買うものはないかと、あらかじめ切り取って持参したクーポンを握りしめ探してみるが、結局私も息子も買うものがないという結論にいたった。

 これで再びトロリーに乗るのは何か申し訳ない気がして、歩いてドールに向かった。こちらにバス停があるからだ。ドールと聞くと、オアフ島中央のドールを思い浮かべる人も多いと思うが、ここにもドールはあるのだ。一時期かなり宣伝もされていた。映画館もある。しかしワードエリアの充実と共に衰退し、店の撤退があいついでいる。我が家も単にバス停を求めて向かっただけだ。



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2009年 ハワイ旅行記


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