ついに日本脱出だ〜!!!

下準備は上々

 ついにこの日がやってきた。待ちに待ったハワイ出発の日だ。このページを見てくれている人は、誰もが我が家のハワイへの入れ込みようを知っているだろう。

 昨年の8月の旅行を経て、秋になりかかろうと言うとき、マイレージでチケットを2名分確保。この頃はまだサーチャージがべらぼうに高かったため、こんな暴利をむさぼるなんて許せない、と息巻きつつ、でも行きたいんだよなあ、という内心の声に負けて、しぶしぶサーチャージを支払ったのだ。
 
 であるからして、せめて出発時間や座席は自分の思うとおりに選びたい。今日の出発は、成田をもっとも一番遅く出る飛行機で、夜10時発である。電光掲示板を見ると、この後出発する便は一つもない。

 たぶん周辺の騒音等の問題があるのだろう。であるならば逆にこの便は、出発時間を遅らせることは出来ないから、必ず10時に離陸するだろう。そうすれば、ホノルルには昼ちょっと前に着く。

 これならいつもの定宿、バニアンにも待たされることなくチェックイン出来るだろう。ともかくハワイ滞在を少しでも快適に過ごすために、出発時間や帰りの時間まで細かくチェックしていくのだ。 

 さらに座席は2階席の左側。なぜ2階席かというと、人が少ないので静かなのだ。広さはもちろん変わらない。左側を選ぶのは、もちろん着陸が近づいたときオアフ島を見ることが出来るからだ。

 良し、行きはこれだ。帰りはどうする?なんて言ったってハワイの滞在時間は1分1秒でも長い方がよい。しかし日本着があまり遅くなると、空港から自宅まで車で2時間半はゆうにかかるのだから、ハワイ時間で深夜になってしまう。

 散々ハワイを楽しんで、帰国直後の高速道路で居眠り運転ではしゃれにならない。ここは自分が我慢できる限界の時刻を設定すべきだ。
 
 というわけで帰国は現地発1時半。成田着は夕方4時。これでもハワイ時間なら夜の9時。これ以上遅くは出来ない。これなら午前中最後のハワイをゆっくり過ごせる。

 宿泊はいつものバニヤン。今年のように息子と二人の旅行でバニヤンは広すぎるし贅沢ではとも思ったが、慣れには勝てない。

 さて、長期の旅行を敢行するためには、仕事のやりくりが問題だ。出発の日は午前中は職場へ行き、仕事を先取りしてこなす。まあこの先お盆もあるので、それほど大きくかつ重要な仕事はない。それが狙い目だ。

 ただし帰国日の翌日は、時差ぼけがあろうが無かろうが職場に出向く必要がある。そのくらいの根性がないと長期の休暇は取れない。

 午前中目一杯仕事をして、お昼もそこそこに自宅に戻る。息子と共にスーツケースの中味を最終確認。

 いつもなら連れが手伝ってくれるが今年はそうも行かない。所持品リストを持ち、一つ一つチェックしていく。情けないことに、年々記憶力が減退し、すぐに本当に詰め込んだかどうか忘れてしまい、その度に息子に確認。息子もあきれ顔だ。

 二人だけだとスーツケースは中型のもの1個だけで済んでしまう。しかし私は時折妙な勘が働く。このときも、もしかしたらお土産の体積が意外に大きくなるのではという予感があり、急遽折りたたみ式の丈夫な袋をスーツケースの片隅に滑り込ませた。これは素晴らしい判断だった。それは帰国時に判明する。

 スーツケースが1個。手荷物は息子と各1個ずつ。手荷物の中味は、私はハワイ行きのために急遽購入したミニノートPC、デジカメ、パスポート、現金等の貴重品、そして持病のための各種の薬やマスクの類。息子は、ようやく発売されたドラクエのDSと夏休み中の宿題、古くなったので私が使わなくなったデジカメや充電器。 

 ちなみに急遽購入したミニノートは、昨年発売されたacerというメーカーのもので、メモリ1GB、HD160GB、CPUが1.5GHzぐらいのものだったと思う。オフイス等のソフトは入っていないが、インターネットとメールは出来る。文章はとりあえずメモ帳で書くことにした。

 買ったのはソフマップで27800円だった。安い!と思われる方がいるかも知れないが、その通り、中古である。しかし傷一つ無く、外観は新品と全く変わらない。使用された形跡はまったくないのが不思議だ。

 これらの荷物をマイカーに積み込み、積み込んだ後再度戸締まりの点検。電気器具のプラグも出来る限り抜く。エアコンのプラグは今まで抜いたことはなかったが、どうやら落雷があると結構影響があるようなので、今年は抜いた。さらに外に出てプロパンガスの栓を閉める。

 いよいよ出発だ。車はすぐに関越道に入り成田に向かう。ところが予想以上に道が空いている。こんなことは初めてだ。首都高に入ってもまったく渋滞がない。

 普段なら3時間近くかかるのだが、2時間ぐらいで成田近辺まで着いてしまった。しょうがないので、サービスエリアで軽食を食べ、さらに成田近くのインターで一般道に出て、ちょっと時間つぶし。



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2009年 ハワイ旅行記


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