第五日目 カイルアに向かう

久しぶりのチャウダーを賞味する

早朝のクヒオビーチ
早朝のクヒオビーチの堤防から

 7時に起きた。時差ぼけはほとんど解消している。家族一同ハワイに来ると早起きになるから不思議だ。

 またハワイに来る前、暑さと湿気で悪化していた私の腕のアトピーもいつのまにか良くなっている。何が原因か。空気か、水か、生活環境か、まことに不思議な現象だ。


 家族一同がそろったので、いつものクヒオの堤防まで朝食前の散歩に行く。2年前にはまったく見かけることの無かったパドルサーフィンをやっている人が何人もいる。

 帰りがけに「オーシャン・リゾート・ホテル」近くのABCに寄り、チャウダーを買う。お気に入りの品物だ。

 チャウダーはカラカウア沿いの店にはおいていないことが多い。クヒオ通り沿いの店にあるようだ。クヒオ通りのほうがコンドミニアムが多いせいではないかと推測している。

 だいたいコーヒー売り場の近くの大きな鍋?に入れられている。すぐそばに大中二種類の容器があるので、この中にお玉で好きな量だけ入れ、蓋をしてレジまで持っていく。

 すると容器の大きさで料金が決まる仕組みである。朝食のパンと共に食べるのだが、具がかなり多いので、結構腹が膨れる。塩加減もハワイの気候にぴったり合うように作られている。


ハウスキーピングの日程を「CIMY」に確かめる

 先日思いがけない日にハウスキーピングが入ったので、今度はいつなのかを確かめるために「CIMY」のオフィスに出向いた。入り口から奥を覗くと何やら忙しそうだ。しかし待っていても埒が明かないので「エクスキューズミー!」と声をかける。

 すると中から日系と思われるおばさんが出てきたので、「日本語話せますか?」と英語で聞いたところ、「はい、大丈夫ですよ」ときれいな日本語が返ってきた。なんのことはない、日本人のおばさんだったのだ。このあたりの区別は本当に難しい。

 逆にハワイ在住の人が私の風体を見て、日本人なのか、日系人か迷う気持ちが良く分かる。実際明らかに日系人扱いをしてペラペラ話かけてくる人が多いのだ。

 日本人の若い人の中には、それが現地の人の中に溶け込んだ証であって、それを自慢する人も多く見受けられるようなことがハワイ雑誌に書いてあるが、やはり日本人は日本人として行動すべきだという考えを私は持っているので、妙に卑屈になったり迎合したり自慢したりしてはいけないと考えている。

 話を戻して、おばさんの話によると、だいたい3日に一回ハウスキーピングが入るそうだ。道理でチェックインしたとき、いつもなら大量に用意されているタオルの量が少なかったわけだ。

 ということはタオルの洗濯はこちらでしなくても良さそうだ。洗濯は自分たちの衣類だけですむ。また部屋の掃除もあまり神経質にならなくても良さそうだ。次回からはチップを忘れないようにしよう。ちなみにチップは1回2ドルを目安として、最終日は5ドルを置いてきた。多いのか少ないのか、基準は分からない。


カイルアまでの道案内

 朝食を食べながら、家族一同で今日の予定を話し合う。やはりカイルアだろうということで意見が一致した。ルートはいくつか考えられるが、今回は母親もいるので海辺のドライブコースを考え、カハラから東海岸周りで行くことにした。昼はカイルアの街中で調達の予定である。

 早速、車に車椅子、買ったばかりのボディボード、ビーチ用の椅子や敷物を積み込んで出発だ。バニヤンの駐車場は1階で入ってくる車と出て行く車が交差する場所があって、そこでいつも係員が駐車のステッカーを確認している。最初の数日は毎回確認されたが、やがて頻繁に出入りする私の青い車と私の姿を覚えてしまったようで、すぐに行け行けと手を振ってくれるようになった。



カイルアヘ


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