帰国

空港へ

 ついに帰国当日となってしまった。帰りたくないのはもちろんだが、ここで帰らないと不法滞在になってしまう。5時に起きて洗顔道具等の手回り品を詰め込み、しつこくグアバジュースを飲む。タクシーは7時半の予約なので、まだかなり時間がある。

 お世話になったREWA社へ、メモ用紙を1ページちぎってメッセージを書く。現地の人が読めば、幼児のような英語だと思うかもしれないが、それでも構わない。要はこちらの感謝の気持ちが伝わればいいだけだ。だいいち欧米人の何%が日本語でメッセージを残せるだろうか。それに較べれば日本人の英語力はものすごいと感じる。

 スーツケースその他の手荷物は、持ち帰り品でパンパンに膨れるが、なんとかすべての物が収まった。そこで最後の散歩に一人で出かけることにした。あわよくば最後にチャウダーを買ってこようと思っていたのだが、早朝のせいかABCはどこも開店していなかった。しょうがないのでフードパントリーまで歩き、息子の朝食用にマフィンを購入。

 軽く飲み物を飲んで、7時20分になったので最後にもう一度忘れ物が無いか部屋の中を確認し、1階のロビーへ。タクシーは7時25分に到着。昨年も利用したが、時間には正確だ。スーツケースを積み終えた時点で運転手さんに持参したクーポンを渡す。タクシーは巧みに渋滞を避け、パンチボールあたりからH1に乗った。時間的には最初からH1に乗るのとほとんど変わらない。むしろこちらの方が、車が流れている分、気が楽だ。 

ホノルル空港

 7時55分に空港着。クーポン料金23.95ドルにチップを足して30ドルを支払った。このときメーターをチラッと見ると34ドルになっていたので、正規料金はチップを含めて、やはり40ドル前後になるのだろう。

 早速ANAのカウンターに向かうと、予想に反して混雑していない。受付を待っているのは15人ぐらい。団体客はすでに通過してしまったのだろう。このとき到着便が遅れているので、離陸は30分程度遅れ、10時25分になると言うアナウンスがあった。

 受付でボディーボードを渡すと、わざわざ大きなビニール袋に入れてくれ、スーツケースとは別に運搬するような素振りだった。さらに出国審査を済ませ、これら一連の手続きに要した時間が約20分。

 スーツケースその他の大きな荷物が無くなり身軽になったところで、中央正面のフードコートへ行き休憩。しかしここで食べたクロワッサンバーガー5.95ドルはやけに高く感じた。9時にゲートへ移動。後は一路日本に向かうだけだ。

 いろいろ思い出深いことの多かった今年の旅行も遂に終了。あとは旅行記なんぞを書いて余韻を親しむだけだ。しかし書けば書くほどまた行きたくなる。どうやらまだ当分、ハワイは卒業できそうにも無い。

 ここまで読み進めてくれた方々に感謝の意を表しつつ、来年への希望を込めて今年の旅行記を終わりにします。



お土産へ


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