カフクシュリンプで昼食後
ワヒアワのヒーリングストーンへ

カフク・シュリンプ

 ようやくの思いでシャワーを浴び、乾いた服に着替え、濡れた衣類や道具をビニール袋に入れてトランクに放り込む。さてどうするか。ここまできたんだからカフク・シュリンプだろう、ということになってカフクへ。道は一本道だが、目的とするワゴンをうまく見つけることが出来るかどうかが問題だ。カフクのワゴンは何カ所かあるようで、その中で我々が目的とした店はシュガーミルの近くに出店しているという「ジョバンニーニ」という、白のランチワゴン。

 左側にシュリンプの養殖池が見えてくるあたりから、必死にシュガーミルと白いワゴンを探す。幸いに交通量はそれほど多くないので、スピードも控えめに出来る。やがて左側に赤茶色に錆びたシュガーミルの建物が見えてきて、そのそばに白いワゴンが停車しているのを発見。付近にはすでに10台以上の車が止まっている。ワゴンのそばにはテントが作られ、その下でエビをかぶりついているのが遠目にも見える。

 適当に車を停めてワゴンに近づく。白い車体にいろいろないたずら書きがされている。メニューは3種類。ガーリック味とレモン味ともう一つは忘れた。ついでに値段までメモするのを忘れてしまった。

 上に書いた2種類を食べ比べようと思いオーダー。ワゴンの中のお姉さんに大声で注文する。注文番号の書いた紙を渡され、待ての指示。
カフクシュリンプのプレートランチ
 確かに周りには待っている人が大勢いる。お姉さんは注文を取ったかと思うとすぐに中に引っ込み、出来上がったプレートランチを窓口まで運び、大声で番号を呼ぶ。客が受け取るとすぐに次の注文をとる。なんかやたら忙しそうだ。人気があるからだろうが、あまりに慌ただしいのは疲れる。

 5分ほどで番号を呼ばれた。しかしレモン味しか出来ていないという。このあたりは英語のやりとりなのではっきりしないが、ガーリックの方はまだ出来ていないのでもう少し待てという指示らしい。とりあえずレモン味を家族のもとに届け、再びワゴンの取り巻き連中に加わる。

 ところがお姉さん、私の番号を忘れてしまったらしく、ちっとも呼ばれない。ガーリック味のものは次々出来ているのに、違う客の番号を呼んでいる。こうゆうとき英語が不安だと困る。どうやら私の前の客がガーリック味のプレートランチを大量に注文したため、注文件数と出来上がった件数の勘定が合わなくなり、さらに忙しさに紛れて私の注文が中に浮いてしまったらしい。

 待っていても埒があかないので、頃合いを見て「My number is ・・・.I am waiting garlic」とかなんとか叫ぶと、お姉さん、ようやく気が付いたようで、慌ててソーリーとかなんとか言いながら、出来たばかりのものを渡してくれた。ようやく一件落着。

 急いで家族の元に駆けつけると、すでにレモン味のものは半分無くなっている。う〜ん、人が必死の思いで注文をしているときに、一方でのうのうとエビを食っていたかと、ちょっとばかり感情的になるが、まあ折角うまそうに食べているんだからということで、気持ちを切り替える。

 さてランチの中身だが、太ったプリプリのエビが殻付きで10匹ほど入り、その横に小さなご飯の山が2盛り。普段食べ慣れている「L&L」や「Me BBQ」の量に比べると御飯の量がかなり少ない。味のほうはたしかにうまかったので、あまり大きな声では言えないが、値段も相応に高かったイメージがある。これだったらバニヤンのレクデッキにあるプレートランチのお店のシュリンプとそれほど変わらないかなという感じだ。

ヒーリングストーン

ヒーリングストーンの看板
ヒーリングストーンの看板
ヒーリングストーン
ヒーリングストーン

 評判のカフクシュリンプも食べ、あとは帰るだけだ。途中あまりにも「ワイメアビーチ」が美しかったのでちょっと寄ってみようと思い、駐車場に車を進入させたが満車。車椅子記号のあるところだけは空いていたが、日本のように不作法な車はまったくなかった。一周して空きがないことを確認。すごすごと帰り道に戻る。

 さらに帰る途中、地図を見ているとワヒアワの町中に「ヒーリングストーン」という文字を発見。何の意味があるのか、どんなところなのか、さっぱり見当も付かないが、ちょうど給油の時期にもなっていたので寄ってみることにする。

 着いたところは何の変哲もない道路っぱたの小さな記念碑的な建物。よほど地図と照らし合わせてみないと通り過ぎてしまうだろう。中に入ると、1mぐらいの高さの石が2個ていねいに置かれている。どうやらこれがヒーリングストーンらしい。

 なぜヒーリングストーンなのかよく分からなかったが、石を詳細に見てみると、何やら絵が描かれていることが分かった。どうやら古代ハワイ人の残した絵のようだ。それで大事にされているという事なのだろうと納得。考古学の専門家だったら面白いかもしれない。(このヒーリングストーンは撤去されています)

 続いて町中のスタンドへ。セルフのカード支払い方式だったので、給油は簡単。日本とほぼ同じ。ただちょっと古い型のスタンドだったらしく、ノズルを給油口に入れトリガーを引いただけでは給油が始まらない。ノズルが格納されている部分のレバーを手動で上に上げなければガソリンは出てこないタイプだった。1ガロン3.24ドルということで、日本式に言うとリッター100円ぐらいだ。



クヒオビーチグリルへ


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