フィンを物色

ウオルマート

　戻る途中にウオルマートに寄る事にした。ここは去年たまたま迷い込んでボディボードを買った店だが、あの時は時間が無くて全体をまわり切れなかった。今年は是非行ってじっくり見てまわろうと思っていた店である。Ｈ１を適当に降りて、山側から近づくと自然に右折で駐車場に入る事が出来る。それにしてもでかい駐車場だ。アラモナナに匹敵する。満車で停める事が出来ないのではないかと不安になった頃、ようやく空きを発見。

　折角来たのだから、午前中にお気に入りになったシュノーケル用のフィンを物色することにした。何とも気の早い話だが、ともかくシュノーケルの面白さにとりつかれてしまった。ただフィンの選び方はさっぱり分からない。まあ何とかなるさと、いつものいい加減さが顔を出す。店内入って右の奥のほうにビーチグッズの売り場がある。昨年ボディボードを買ったあたりだ。

　近づいてみると、あるわあるわ、かなりの種類だ。どうしようってな感じで考え込むが、ここで買わずに引き返すのも悔しい。（なんで悔しいのか自分でもよくわからないが）そこでまずは大きさだ。もちろんインチ表示だ。私の場合８ぐらいが良いということは、スニーカーを以前買った事があるので分かっている。しかしどうせ買うなら息子と共用できるような、甲の部分がストラップになっているほうがいいのではないかと考える。

　そうやって見てみてると、ストラップ式のほうは案の定高い。う〜む、自分が考えていたイメージは正しい、なんて内心思いながら、次はフィンの長さについて考える。これまでのハワイや日本国内での水族館でのダイバーの餌付け風景を思い起こすと、フィンはかなり長いものを使っている。

　それに対して、クヒオビーチで目にするボディボーダーのフィンは短いものが多い。とすると、シュノーケルはそれほど推進力は必要なく、適当にパタパタやって進めばいいのだから、扱いやすそうな短いフィンがいいのではないかと考えた。

　というわけでストラップつきで短いフィンを探していくと20ドル台で何種類かある。事前の勉強で初心者は柔らかいフィンが良いということは分かっていたが、目の前に使いやすそうな短いフィンが並んでいると、ついそちらに目がいってしまい、結局堅くて短いフィンを選んでしまった。26ドルだった。

　今考えると、バリバリのボディボーダーが使うような代物だ。それでもフィンが手に入った事がうれしくて、バニヤンの室内で装着してみて、部屋の中をパタパタ歩いてみた。端から見たら、かなりの変人だ。

フラ・サプライ

　フィンを買って満足してしまった私はちょっと鷹揚な気分になって、次はどこへ行く？とＹに聞いた。すると「フラ・サプライ」に行きたいという。どうやらフラで使う道具や楽器が安く買えるようだ。まったく行ったことの無い店なので、まずは駐車場で地図を広げてルートの確認だ。

　それによると、ウオルマートを出てすぐ左折。そこがケアモク通りなので、そのまま直進しキング通りを右折。この通りは一方通行なので、あとは道なりに探せばよいとのことだ。

　しかし道なりとはいえ、探しながら運転するのはさすがに結構しんどい。そこで目印になるものは無いかと地図を調べると、ロングスがあった。そこの駐車場に車を停め、あとはＹが付近を捜索するという手順になった。途中の道はまったく問題なく、すぐにキング通りに入ったが、この通りがまたやけに広い。

　一方通行で４車線ぐらいある。しょうがないので、ロングスがあると思われる一番左側の車線を、ほんの少しスピードを落として進む。交通量が少ないので、１台だけトロトロ走っていてもそれほど問題にはならない。

　しばらく進むとロングス発見。私と息子はここで店内を散策し、時間つぶしをする。ついでに若干の飲み物を購入。さらに道路をはさんだ向かい側の公園で休憩していると、Ｙは30分ほどで戻ってきた。

　店はロングスのすぐそばで、目的の物を無事購入できたと喜んでいる。しかし嵩があるので帰りの手荷物が心配になってきた。とりあえず予定の店はすべて回ったので、いったんバニアンに戻り車内のものを整理することにした。

　戻ったのは４時ちょっと前。まだ時間があるので、息子と共にクヒオビーチへ散歩に出かけた。水族館近くの防波堤まで足を伸ばした。

　水は濁っていたが、ほんの少しだけパンクズを撒くと、すぐに魚が現われた。気配を察して鳩や雀も集まってくる。我々が撒くパンを空中で受け取る器用な雀もいる。しばらくすると大好きなフムフムの姿が見えてきた。写真に撮るが、やはりうまく写らない。

　適当なところで切り上げて、いつもの防波堤に戻る。波の状態が良いのか、ボーダーが多数いた。あまりの混雑に、波の勢いで衝突するボーダーもいて、結構ハラハラした。

　戻って夕食。実はこの夕食でスパゲッティを食べようと思ったのだが、買ってきた缶詰のラベルを改めて見てびっくり。スパゲッティミートソースだと思っていたのだが、実はこの中にスパゲッティも入っていたのだ。

　もったいないので試しに食べてみることにしたが、結果はごらんの通り。うどんのようなスパゲッティ。要するにトマトソースウドンだ。さすがにちょっと食感が悪い。我慢して完食。ちょっと休憩してテレビを見ているとすぐに睡魔が。というわけで今日も早寝。