Kマートでシュノーケルグッズを購入

Kマート

 店を出てすぐ帰っても良かったのだが、今回は近くにあるKマートまで歩いて行ってみることにした。何のために行ったかというと、実はシュノーケルの道具を買おうかなと思ったからだ。

 泳ぎそのものがまともに出来ないにもかかわらず、シュノーケルをしようなんて言うのは大胆不敵も良いところだが、息子が飽きもせずクヒオビーチで潜水の練習しながら小魚を追いかけているのを見て、それなら思い切って俺も、と思うようになってしまった。

 一度ぐらいレンタルで借りてうまくいくかどうか試してから購入すればいいのだが、他人がくわえたマウスピースをくわえ直すのは、どうも気が進まない。ABCあたりでも売っているのだが、Kマートなら種類も多く安いだろうと考えていた。(後になって分かったことだが、アラモアナのウオルマートの方が種類が多かった

 いくらぐらいのもので、どんな構造のものを買えばよいのかよく分からない。ただハワイ出発直前にこのことを思い立って、インターネットでシュノーケルグッズについて少しだけ予備知識を仕入れていた。それによるとパイプの太さや長さ、ゴーグルの顔への張り付き具合がポイントになるようだ。フィンに付いては無理に購入しなくても良いようだ。

シュノーケル その程度の予備知識だが、ないよりはましだ。そこでそのあたりに置いてあるお試し用のゴーグルを試しにつけてみて、鼻で息を吸ってみた。するとなんとたしかに顔にゴーグルが張り付く感触がある。なるほどこれのことか、みたいな感じで妙に納得。

 パイプの方にも、水を吐き出しやすい構造があったり、水そのものが入りにくい構造のものもあるようで、なかなか選択が難しい。

 これじゃあ選べないなあと思いつつ、購入意欲だけは満々でパッケージのキャッチフレーズを呼んだり、逆さにして振ってみたり、横からのぞき込んだりした。しかし決定打がない。

 じゃあ、どうするか。こう考えた。あまりに安いものは作りがぞんざいで、初心者には扱いにくいだろう。高級なものは、少し経験を積んでから必要に応じて購入すればよい。というわけで、最安値の8ドル前後よりは高く、高級品の臭いのする40ドル以上のものを除いて選ぼうと考えた。

 後はデザインや色、雰囲気、品物の売れ行き状態を考えて決めるしかない。とさんざん悩んで購入したものが写真のセット。20ドル弱のもの。後日ワイキキに戻ったとき、ABCで全く同じものが売られていた。まあ、大衆的なものだったのだろう。ちなみにKマートの方が1.5ドルほど安かった。その他ちょっとした雑貨類を購入し、バスでワイキキに戻った。

バニヤンでプレートランチ

サムズレストランのガーリックシュリンプ・プレートランチ 再び昼食をどうするかが問題になるが、時刻は12時半。ここでインターネットの私のHPの掲示板に書き込まれた内容を思い出した。

 バニヤンのレクデッキにあるお店のガーリックシュリンプがおいしい、という書き込みである。(のりたまさん、ありがとうございます)これを試してみない手はない。早速6階へ向かった。

 さて、レクデッキの中央付近にあるこのお店。普通ならドリンク類しか売っていないと思うところだが、メニューを見ると結構いろいろな種類のプレートランチがある。

 初めての店で頼む料理は量が分からないので、最近はいつも少なめに頼むことにしている。とりあえず「ガーリックシュリンプBBQ」を注文。9ドルだった。

 注文を受けたおじさんが、「これからエビを揚げるから、10分ぐらいそこで待っててね」と言って左側の厨房と思しき場所に消えてしまった。その間にも何人かのお客さんが店の前に来るが、おじさんがいないので困っている。我が家の注文のせいで稼ぎが減ったような印象だ。

 やがてあたりに漂ってきたのは香ばしいガーリックの臭い。かなり強烈だ。部屋に戻って他の食材と一緒に食べるつもりだったので、エレベーターが心配だ。臭いがこもるのは間違いない。ましてや一緒に他のお客が乗っていたらと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいだ。しかしこのガーリックの臭い、たまらなく食欲をそそる。

 あれやこれやを思い募りながら待っていると、おじさん登場。うれしそうな笑顔で「どうだ、できたぞ、持って行きな〜」みたいな感じで手渡してくれた。熱々のエビからまたしても強烈なガーリック臭が漂う。袋の結び目をきちんと結び直しエレベーターに向かったが、こうゆうときはだいたい期待を裏切るもので、到着したエレベーター内には7〜8人の乗客が。

 素知らぬ顔をして乗り込むが、臭いが漏れていないかと気が気ではない。こうゆうときの高層階は不便だ。早く早くと念じつつ、階数表示を見つめる。ようやくの思いで部屋に到着し、ふたを開けると、大振りのエビが10匹ほどカラッと揚げられ、ご飯の上にのっている。いかにもうまそうだ。

 グルメ番組ではないが、とりあえず1匹かじってみると、そのプリプリ感がたまらない。これに切り刻まれたガーリックが付いて、香ばしい。これはそこら辺の中華料理店に負けない味付けだ。カフクのシュリンプワゴンとどちらがおいしいだろうと思った。瞬く間にエビは無くなってしまい、その香りの付いたご飯で余韻を楽しむ。

クヒオビーチ

 午後から天気は悪くなるはずだったが、どうやら予報ははずれたらしくきれいに晴れている。午後はもちろんクヒオビーチだ。昨年購入したビニール製の緑の浮きベッド?を今年も持参している。これとビート板を持って行く。購入したばかりのシュノーケルも試してみたかったが、うまくいくのかどうか、まったくもって自信が無かったので、まずは今日の夜風呂で試すことにして持参しなかった。

 相変わらず大きな波が堤防を乗り越えてザッパンザッパン入ってくる。その波間にすぐに水漏れしそうな頼りない緑色のビニールベッドを浮かべて漂う。ワイキキの風景や青空がチラチラと見える。今年もクヒオビーチにきたぞという実感がうれしい。

 太陽光がきついのですぐに日焼けが始まる。あまり強く焼きすぎると体にも良くないので、適当に水に入ったり、木陰で休んだりしながら泳ぎを楽しむ。周囲の日本人観光客の数が増えてきた感じだ。英語と日本語があちらこちらから聞こえる。

 2時間ほどで泳ぎは切り上げて、一旦バニアンに戻りシャワー。それから一人でフードパントリーへ向かった。足りないものを買い足して、全部で28ドル。夕食を済ませる頃、アルコールが程よく回り眠気が。テレビを見ながらボーっとしていた。息子もなにやら疲れている感じなので、早めに就寝。3日目が終わった。



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