出国審査を通過し、いよいよ離陸

出国審査

 カードラウンジを出て出国審査へ。かなり空腹だ。出発時間は9時半なので、夕食時間が早い我が家にとってはかなりつらい。機内食も良いが、どうせなら待合室近辺で機内食に相当するものを食べる事が出来ればなあと思う。

 そうすればレストランで無駄な金を使わなくて済むし、時間つぶしにもなる。乗り込んでしまえば、あとは寝るだけ。ハワイ便ではかなり便利なやり方だと思うがどうだろうか。ANAに要望でもしてみるか。

 出国審査は問題なく通過。ひところの様に帽子を取れだの、靴を脱げだのの指示は無い。出国審査をうまく通過する為には、見につけている金属類をなるべくはずしトレイに入れる。

 また手荷物内にある携帯やゲーム機等の電子機器やX線を通過させない袋に入れたカメラのフイルムもトレイに入れる。財布内に硬貨が多いときは、これもいったんトレイに入れている。

 面倒だがピーピー検知器を鳴らし、ボディチェックをされるのはやはり不愉快だ。今回私は手荷物の中にフルートを入れていたのだが、係りの男性が「手荷物内に楽器」ときちんと声に出してチェックしていた。

 45番、出発ゲートに向かう。案内板で確認するとう〜んと端っこの方だ。人気がある路線なんだから中央付近にしてもいいのではと思うのだが、これも混雑解消の手段なのだろうか。ようやく到着し一休み。

 Yや息子が空腹だあと騒ぎ出す。しょうがないので近くの売店でむちゃくちゃ高額なマフィンとサンドイッチを購入。もっとも味は良かった。私は二人を置き去りにして、すぐそばのインターネットブースへ行き最後のメールチェック。10分100円は良心的な値段設定だろう。


離陸

 9時10分搭乗開始。遂に日本を離れるときがやってきた。気持ちはすでにホノルル空港の南国イメージだ。座席はビジネスクラスの後ろ側で、全体としては前のほうなのでゆっくり列に並ぶ。

 今年も昨年と同じ便なので座席は2−3−2の配列で、我が家は中央の席に座る。離着時に外の景色が見えないのが欠点だが、家族のコミュニケーション方が大事だ。2人席は景色が見えるが、誰かの横に他人が座るということになる。

 乗り込んで手荷物を棚に入れ、スリッパを取り出し履きかえる。さらに旅行記用のメモ帳とペンを用意。狭い座席に置いてある毛布と枕をどかし、何とか座り込む。シートベルトを閉め、出発準備完了だ。

 この間、息子も慣れた手つきでベルトを締めている。手がかからないので楽だ。すぐにシート前面にある液晶ディスプレイを発見し、今年もゲームが出来ると喜んでいる。行きは寝てしまうのであまり利用価値は無いが、帰りは時間つぶしに使える。

 定刻9時半より5分遅れて動き始めた。いつものように15分ほど空港内を走り回る。右に行ったり左に行ったり忙しい。9時50分、エンジン音が高まり一挙に加速。やがて機首が持ち上がり、後輪が滑走路をこする音がふっと聞こえなくなる。空中に浮いた瞬間だ。

 しばらくは上昇が続くので、耳の気圧調整が面倒だ。小さな子供は要注意。時々このあたりで泣き出す子がいるが、これは耳が痛くなった証拠。しばらくすると巡航速度に到達。ベルト着用サインが消え、あとは食べて寝て起きれば待ちに待ったハワイだ。今回は離陸後20分でサービスが開始された。早いほうだと思う。

 食前にいつものようにビール。バドワイザーは無い様なので、あまり人気は無いがさっぱりとしているサッポロを2本飲む。食事を済ませ、睡眠薬を服用し、Yや息子のことはあまり気にせず、自分の世界に浸る。

 二人ともいつの間にか寝てしまったようだ。夢うつつでそのことに気がつく。仕事の内容が少しずつ意識から遠ざかり、ハワイのビーチの様子が目に浮かんでくる頃無事就寝。

 翌日というか、現地時間の9時、日本時間の早朝4時に朝食サービスが開始。かなり早いのでまったく腹が減っていない。飲み物を飲む程度。さすがにビールは飲まない。現地時間10時5分タッチダウン。

 日本付近は数日後に台風が来るとの事だったが、ほとんど揺れずに到着。また来たぞ、という感覚がよみがえる。朝日がまぶしい。意気揚揚とウィッキーウィッキーバスで入国審査へ



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