ライアンズ・グリル、そして帰国

ライアンズ・グリル

 映画を見てからはワードエリアの最後のウインドーショッピング。帰りのバス代の1ドル札がなかったのでエグゼクティブ・シェフという店でガーリック胡椒を4.11ドルで購入。お釣りは1ドル札にして下さい、というのがちょっと気恥ずかしかった。帰りの算段が出来たので、いよいよ夕食だ。

 行きたい店の候補はいくつかあったのだが、その中で行ったことの無い「ライアンズ・グリル」というアメリカンのカジュアルレストランを選んだ。ここは日本のガイドブックでは私が知る限り、あまり宣伝されていないようだが、今回購入した「Oahu Revealed」にカジュアルでおいしい店と書かれていたので、関心を持っていたのだ。

 店の前にメニューがあったので、食べたいものをチェック。店内はちょっと薄暗いが、比較的入り安そうな雰囲気だ。どこの店でも最初に入るときはちょっと緊張するが、これが最後の食事なので「行くぞ!」みたいな感じで入店。

 時間が早いせいか、まだあまり混んでいない。飲み物か食事かと聞かれたような気がしたので食事だと答えると、店の奥のほうの窓際の席に案内された。窓からは道を挟んでケワロ湾が見える。なかなか良い席だ。案内してくれたお姉さんも明るくて感じが良い。これは良い店に来たのでは、という期待が膨らんだ。

ライアンズグリル
ライアンズグリルのステーキ

 頼んだメニューは定番に近い「チキングリル」(息子はハワイではチキンばかり食べる)。我々夫婦は「スカートステーキ」というような名前のステーキをオーダー。

 量があるだろうから、いつものようにこれらを3人でシェアすれば良いと考えた。これに飲み物やビールをつけて、チップを含めて48ドル。我が家にしてはひじょうに豪勢な夕食だ。写真を見てもらえば分かるが、量もそこそこある。

 肝心の味だが、これは推薦に値すると思う。ハワイのL&Lのようなファーストフード店を除いて、いわゆるカジュアルレストランで食べた肉の中で一番うまかった。

 昔ステーキ専門店でも食べた事があるが、その肉よりも柔らかくジューシーだった。これが本当にアメリカの肉かと思わせた。この店は機会が合ったらまた行くことになるだろうと思っている。

 夕食に満足しつつバスでバニアンに戻り、ちょこっと残り物をつまみ食い。明日は早く起きなくてならない。ラナイから夜景を眺めつつ、今回のハワイ旅行を振り返る。

 前半いくつか事件はあったが今年もまた楽しい旅行にする事が出来た。毎年同じようなところを回っているが、不思議なことに一向に飽きが来ない。

 息子も年毎に成長し、興味の対象が変わってくるので、行く場所ややることが少しずつ変化していく。いずれ息子が高校生、大学生になり家で留守番が出来るようになれば、夫婦だけのハワイ旅行になる日が来るかもしれない。そうなったらどんなところへ行くのだろうか、なんてことをつらつら考えながらビールを飲む。

帰国

 5時半起床。早速最後の荷物整理開始。今年は例年と違い最後の日にハウスウイズアウトアキーに行かなかったので、荷物整理があらかたすでに終わっている。時間があったのでABCまで行ってお気に入りになったチャウダースープをまた買ってきた。7時20分、部屋のキーをカウンターの上に乗せ、最後の忘れ物チェック。後はドアを閉めるだけだ。

 バニヤンのロータリーでタクシーを待つ。他にも数組が待っていた。7時25分、約束の時刻の5分前にタクシー到着。英語できちんと伝わっているかどうか、やはりちょっと不安だった。荷物を積み込み、クーポンを運転手さんに渡し、ANAの出発ロビーに行って欲しいと伝える。

 運転は丁寧だったし、運転手さんの物腰も柔らかだったので、これもまたお気に入りリストに入った。7時50分、空港着。チップ込みで25ドルを渡す。カウンターには10mぐらいの列が出来ていた。

 スーツケースを預け身軽になったところでフードコートへ。後は帰国するだけだ。長々と書いてきた旅行記もこれで終了。最後までお付き合い頂いた方がいましたら感謝感激。次回はまた来年夏というのが定番ですが、厳しいご時世と50代の私を取り巻く家庭環境や職場環境が果たしてそれを許してくれるかどうか。しばらくはもう少しこのHPの更新を続けることでハワイの余韻に浸っていたいと思います。



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