第7日目 H1を使ってドールへ

青空市場

 6時起床。体がハワイ時間に完璧に適合した感じ。今日ももちろん天気が良い。不足してきた果物、野菜を補うためにコミュニティセンターの庭で行われている青空市場へ2度目の買出し。

 黄色く熟れたパイナップル、ちょっと青臭さが残るバナナ、あまり好きではないので選び方がいまいちよくわからないパパイヤ、これに大きなジャガイモを2個、タマネギを2個(これらは個数に応じて量り売り。昔の日本の八百屋さんはすべてこの方法だった)を買って全部で6.09ドル。650円ぐらいか。早速和風だか洋風だか判然としない、いつもの朝食の食後にパイナップルを食べる。  

H1にのる

 さて、今日はドールからハレイワへのドライブだ。車にビーチでの遊び道具を積み込んで早速出発だ。先ず車の中で、西行きのH1にのる方法を検討する。やはりタクシーがいつも使うようにカパフル通りからのるのが分かりやすいようだ。バニアンを出発し、クヒオ通りを左折。左折時には必ず右側通行と唱えていないと、うっかり日本の習慣で左側通行をしてしまい、対向車と正面衝突という事態になりかねない。

 ちなみにバニヤンの駐車場内で一度だけ日本人と思しき女性二人連れの運転手が左側通行をしていて、私の車とあやうく衝突しそうになる事があった。駐車場内でも右側通行ですれ違うのだから、初めての人は注意が必要だろう。

 さてクヒオ通りを左折した車は順調に進み、ホノルル動物園のT字路を左折してカパフル通りへ。右側に今年は一度も行くことも出来なかったベイリーズアンティークアロハのお店を見て、さらに何軒かの後日利用できそうなガソリンスタンドをチェック。

 最終的にはH1に左折で入っていくので中央よりの車線を快調に進む。一旦H1の下をくぐり無事左折。とここまではほぼ完璧だったのに、最後にH1進入路が右車線であることに気が付かず、そのまま直進。なんとキング通りに出てしまった。

 予定していた道路をはずれると、その後の対応が大変だ。路上駐車をして確かめるわけにも行かず、急いで助手席の連れと事後策を検討。ところが連れも慌ててしまって、今どこを走っているのか分からないのでアドバイス出来ない。しょうがないので信号で停車している隙に地図を見て、マッカリー通りを右折。適当に左折を繰り返し番号も付いていないような侵入口から無事H1にのる。まったく冷や汗もんだが受難はまだまだ続く。

H1は大変

 時間は9時。のった瞬間に「うわ〜!」と叫んだ。あたりは通勤ラッシュで車だらけである。ようやくの思いでウインカーを出して、右から2番目の車線をキープ。これは以前学んだことだが、遠慮して一番右側を走っていると、突然出口に導かれてしまうからである。

 それにしても車間距離が本当に狭い。5車線ぐらいあって、車が20m間隔位で並び、時速80kmで飛ばしていると考えてもらいたい。ましてや慣れない高速である。つい前車との車間も広くなりがちで、そこに遠慮なく周りから車が入り込んでくる上に、私の後ろの車も遅いぞ遅いぞとばかりに車間を詰めてくるのが、バックミラーでよくわかる。

 一般道路では感じることはほとんどないが、ここでは事故への恐怖感を感じる。ハワイの人も高速では本来の資質が出てくるのだろうか。10年以上前にH1にのったときは、もう少しのんびりした運転だったように思えるのだが。

 ともかく前の車の速度にあわせてくっついていくことに専念し、ちょっとした隙に道路上の標識を確認する。スリル満点のドライブが続く。チャイナタウンあたりを過ぎると若干車の量が減ってきてホット一息だ。

 しかしちょっと気を許した瞬間、自分が維持していた車線があれよあれよというまに一般道への出口と繋がってしまった。空港方面へ行けばよいのにモアナルア道路に出てしまったのである。もっとも一般道といっても、車線は多いし車はぶんぶん飛ばしているのであまり高速と見分けが付かない。

 またまた想定外の事態に、走りながら車内は大混乱。思わず夫婦間の口調も険しくなる。冷静に冷静にと自分に言い聞かせながら、このまま進むとどうなるのか地図で確認してもらうと、なんとまたH1につながるとのこと。

 むしろ場合によってはこちらのルートの方が近道かも。ということになりH1への乗り口さえ間違わなければ良いとの結論にほっと一息。モアナルアガーデンを過ぎ、H3の標識が現われる。これにのらない様に注意しながらさらにちょっと進むと待望のH1の標識が。再びH1に合流。

 これで問題なし、と思った矢先またしても車線を間違えてワイアウの出口で強制的に降りることに。なんでこんなに間違えるのかというと、とっさの場合の車線変更がレンタカー二日目だったので、いまいち強気で出来なかったからだ。

 間違えたと分かった時点ですぐに多少強引でも車線変更をすればよいのに、スピードが出ていることと、慣れない車でフェンダーミラーが見難いこともあって、どうしようどうしようと迷っているうちに思わぬ場所に連れて行かれてしまうのだ。

 本来H2で行くはずだったのだが、結局パールシティあたりをうろうろして、最終的にはカメハメハハイウエーという一般道を進むことにした。その方が時間はかかるが、間違えにくいだろうし間違えてもすぐ修正が効くとの判断だ。さてさすがに疲れたので地図を見て、途中のミリラニSCで休憩することにした。比較的有名なところだ。

ミリラニSC

スターバックスで休憩

 車を駐車場に入れ、すぐに目に付いたスターバックスで休むことにした。何回も間違えたので、息子も呆れ顔である。いつ着くの?と待ちくたびれた様子だ。

 ストロベリーシェーク
なんぞを注文して、なんとかなだめる。これはなかなかおいしかった。店で休んでいるのは欧米人が多い。アジア系の顔立ちは少ない。スタバ利用者も所得層が違うのかもしれない。

 再び出発。ところがまたしても駐車場を探しているときSC内をぐるぐる回ったので出口が分からなくなり、あらぬ方向へ向かってしまい住宅地へ。

 なんとか地図でもと来た道に引き返し、カメハメハハイウエーへ。ちなみに頻繁に出てくる地図とは地球の歩き方シリーズのハワイ・ドライブ・マップのことで、これは使いやすい地図だと思う。



第7日目後半へ


旅行記表紙に戻る


トップページヘ