第1日目 いよいよ出発だ〜!

出発

 待ちに待ったハワイ行きが今年もやってきた。1週間ぐらい前から家族中がそわそわして、改めてハワイの雑誌を読み直したり、突然必要なものを思いついて購入したりで、やけに出費が嵩む。出発日近くになって台風が近づいていることが分かり、直撃したら国際便はやはり1日延期になるのだろうか、なんて事を考えながら、3日前ぐらいから数時間ごとに天気予報を確認。幸いにも出発日前日の夜中に通過。我々家族の祈りが通じたのだろうと勝手に良い方に解釈する。

 当日は午前中仕事。しかし旅行が気になって集中できない。帰宅時間を気にしながら残務整理。帰宅して昼食。14時、出発。離陸は21時なので、やたら早いのだが、途中事故等があって渋滞に巻き込まれたらかなわない。家でぐだぐだしているより、成田空港にいた方が安心だし、旅行気分にも浸れる。

 関越道、外環道、首都高、東関東道を乗り継ぎ、混んでいなければ2時間弱の行程だ。途中少しばかり渋滞に巻き込まれたが16時10分、いつものゴーゴーパーキングに到着。駐車料金4620円。成田周辺では破格の安さだと思うが、これは単に停めるだけで、洗車等のサービスを一切はぶいているからだ。空港へのシャトルバスに乗り換える。途中いつものようにパスポート検査がある。すぐに取り出せるようにしておく。

チェックイン

 空港着16時半。とんでもなく早い。もちろんチェックインは始まっていない。しょうがないのでスーツケースを持ったまま、中央のテレビのほうに移動し、座って待つ。それにしても以前よりも椅子の数が減った感じがする。立って待たせようということなのか。空港サービスに疑問を感じた。息子は早速ゲームボーイなんぞを取り出し時間つぶしだ。

 18時、ようやく開始時間になったので移動。スーツケースを検査。今年も開けて見せてくださいとの指示。たいしたものは入っていないので問題はないが、折角きれいに詰め込んだものが乱されるのはやはり嫌な気分だ。係員が丁寧なので、まあ良しとする。

 重たいものをようやく預けて、今度は人間の番だが、今年から自動チェックイン機が導入されている。機械の読み取り部分にパスポートをかざすと、あらかじめ予約したチケットが出てくるという優れものだ。これで少し時間が短縮された。

 早速カフェクロワッサンというお店で軽食。さらにUCラウンジで無料の飲み物を飲みながら、雑誌や新聞を読んで時間をつぶす。インターネットも出来るようなのだが、備え付けのものは2台しかないらしく、使用中との事だった。

離陸

 20時になったので待合室に移動。途中スターバックスの横に備え付けられているインターネットで最後の情報確認。実はちょっとだけミニ株投資をやっているので、今日の終値のチェックをしたかった。手荷物検査は難なく終了。靴を脱がされるのが嫌だったが、これも安全のためと割り切る。20時30分、待合室到着。座席はすでに満席状態。みんなハワイ行きが待ちきれなくて早めに待合室に集まっているのだろう。

 20時35分搭乗開始。いよいよ日本を離れるときがやってきた。乗り込む人たちの顔が明るい。ストレスを吹っ飛ばして遊ぶぞ〜、という意気込みが感じられる。ANAの座席は2−3−2の配列なので、我が家のような3人連れは2人の席に分かれて座るか、3人席にするか結構悩む。なぜかというと3人席は家族が集まって楽しめて良いのだが、離着時に外の景色が見えないからだ。2人席は景色が見えるが、誰かの横に他人が座るということになる。

 今回はたまたま非常口の後の席が空いていたので、足を伸ばして眠りたかった私は迷わずそこを選択、すぐ後に家族が座るという、ある意味理想的な座席を予約した。これで安心と思っていたのだが、なんと私の前には透明なプラスチックの板が設置されていて、フライトアテンダント方向にまっすぐ足を伸ばせず、ちょっと当てが外れてしまった。まあそれでも他の席より足元の空間はかなり広い。うれしかったは液晶ディスプレイが各席に設置されていたこと。これは時間つぶしの大きな味方だ。

 定刻より若干早く動き始めた。気持ちはもうすでにハワイだ。ポケットの中の財布にはすでにドル紙幣が入っている。頭の中は空港からワイキキまでの移動手段なんぞを考えている。

 それにしても成田は毎年思うのだが、離陸地点までの移動時間がとてつもなく長い。飛行機がゴトゴト走っていくのはどうも様にならない。ようやく離陸地点に到着。順番待ちの飛行機が前に3機ぐらいいる。数分おきに飛んでいく。事故がおきないのが不思議なくらいだ。管制官はさぞかし神経を使っていることだろう。

 ついに順番が来た。離陸前の緊張感はなかなか良い。エンジン音が高まってくると、ようし、行くぞという気になるから不思議だ。走り出したかと思うと一気に加速。毎度の事ながらこの加速感が良い。やがて機首が持ち上がり、後輪が滑走路を走る音がふっと聞こえなくなる。空中に浮いた瞬間だ。

 眼下に成田空港の夜景が見えるが、すぐに首都圏を取り巻く厚い雲に突っ込み見えなくなってしまう。気流が悪いとこの時点で若干揺れる事があるが、今回は特に問題なく滑るように上昇していく。あとは食べて寝て起きればハワイだ。

 1時間ぐらいして飲み物や食事が提供される。食事はビーフか白身魚の選択だ。ビーフを選んだ。液晶ディスプレイには対地速度が883km/h、高度11887mと出ている。この辺は職業柄関心がある数値だ。ハワイまでの距離から到着時間を概算したり、この高さでの気圧はどうなのかな、なんてことを考える。ちょっとした職業病だ。しかしいつのまにかビールの酔いがまわり、少しずつ仕事から意識が遠ざかっていく。

 今回私は気合を入れて?自宅からアロハシャツを着ていったのだが、意外に機内が寒く感じられた。着陸間際にはくしゃみをしている人もいたくらいだ。大事な旅行の初日に風邪をひいてしまってはたまらない。子連れは要注意だろう。着脱しやすい服を持参すべきだ。

 食後に軽い睡眠薬を服用。ここのところこれが習慣になっている。飲まなくても眠れるとは思うが、ここ数年の印象から言うと眠りの深さが違うようで、翌日午前中から3時ぐらいまでは活発に活動できる。



ハワイ 第1日目へ


旅行記表紙に戻る


トップページヘ