バニヤンでバーベキュー(その1)

きっかけ

 このHPも開設してからすでに4年ほど経過し、その間このサイトを訪問してくれた人も延べで40000人を数えるようになり、中には掲示板やメールを通して親しくおつきあいが出来た人が大勢いる。

 そこで今回は初めての試みとして、我々が行く日程とハワイのイベントの日程、親しくお付き合いしている方のハワイ訪問の日程(実際に会うかどうかは別にして)をにらみながら、バニヤンでバーベキューという催しを行うことにした。

 とはいうものの、これは私の一方的な都合で決めたものであり、いくらメール等で親しくしているとはいえ、実際にハワイに行けば皆さんそれなりに忙しい思いをしているはずであるから、親しい人以外原則として勧誘しない、参加不参加の決定は当日まで参加者達の自由、持参するものは個人個人の食材のみとして、誰もがどんな形でも参加できるような形態を考えた。この形態ならば、お互いに気兼ねなく気楽に参加できるだろうと考えた。

 もちろんハワイの歩き方やモーハワイ等の掲示板を使って、大々的に宣伝する方法もあったが、バニヤンのバーベキューエリアの収容数や、そこまでやっても親しくなれる人は限られているだろうし、今回はさりげなく、目立たず、それでいて仲良く出来そうな雰囲気を作りあげたかった。

不安

 しかし初めにこのように考えてみたものの、そして実際に何組かのご家族から参加したいという申し出も受けたものの、当日ふたを開けるまで、いったい何人の人が来て、どんな催しになるのかさっぱり分からない状態で、言い出しっぺの私としてははなはだ不安な気持ちで当日を迎えたのである。

 当日、女房、息子にはすでに日本にいるときからこの日はバーベキューパーティーになると声高に宣言していたので、実は結構朝からそわそわしていた。当日の我が家の行動は、午前中ワードセンターのデーブ&バスターズでゲーム、その後チャイナタウンの明園で昼食。午後は私はベイーリーズに行ってアロハシャツを物色(家族はバニヤンで休憩)その後フードパントリーでバーベキュー用の食材の買いだしという日程だった。

準備

ワイキキ・バニヤン BBQ グリル

 フードパントリーから返ってきたのが3時45分。それから食器や飲み物を等を用意してバーベキューエリアをラナイから見下ろすと(今回の1804号室からは、バーベキューエリアが真下に見える)、すでに一組が準備を始めている。

 もちろん見ず知らずの人である。さらによく見ると数日前から吹き出したハワイ特有の貿易風で、食材の包装紙やビニール袋が飛んだりして、結構大変そう。そこで我が家は急遽紙皿を、コンドミニアム常設の普通の重たいお皿に変更。

 飲み物(私にとっては特にビール)は、飲んでいる内に暖まってしまうので、大きな鍋の中に氷を入れその中にバドワイザーを数本入れ、鍋ごと運搬。皿と当座のつまみをもって4時半過ぎ、バーベキューエリアで場所を確保。といっても何人の人が来てくれるか分からないので、コンロが2台以上使えて、最低10人ぐらいが座れるようなテーブルを選択。

とりあえず一杯

 ビールを飲みながら(実は皆さんにお会いする前に私はすでに待ちきれずに飲んでいました。^^;)今回の旅行開始時から蓄えてきたクオーターを8個使い(左上の写真、クオーターを8個並べ、向こう側に押し込み引き戻すと約1時間コンロが使える)、コンロの予熱を始めた。

 そこへ女房が食材を持って登場。定刻5時ちょうどにホットドッグ用ソーセージが焼き上がった。(左がコンロ、取っ手を持って持ち上げると中に温度調節用のつまみがついているので、これを始めはHIにして、後はお好みで調節。なお写真真ん中に見えるのは温度計、でもうまく動かなかった)

ワイキキ・バニヤン BBQ グリル

 今回我が家が用意した食材は、肉、サーモン、おにぎり、ソーセージ、ポテトチップ、ジャガイモ、パイナップル、グアバジュース等であった。

 ソーセージをつまみに、本当に集まってくれるのかちょっと不安な気持ちを持ちながら(メール等では最終的に5家族約20名の方が参加できそうだ、と伝えてくれていたが、私は心配性。(女房は楽天的)不安な気持ちを押し隠しビールを飲んでいた。

R夫妻登場

 10分ぐらい過ぎて、さすがに楽天的な女房も「本当に皆さん来るの?」と不安を口に出したすぐ後に、昨年ハレクラニで情報交換をしたR夫妻が登場。これまでの不安がようやく消えて、安堵の胸を撫で下ろした。
 
 1年振りだったのだが、すぐに分かった。今回は息子が骨折して腕を三角巾で釣っているので、ワイキキの誰もが我が家を識別できたのではないだろうか。(他にもう1家族ギブスをしているお子さんを連れている家族がいたとの情報あり。その子は右手ではなく左手だったとのことです)

 Rさん夫妻は、ハワイに来る前にすでにメインランドを旅行。いろいろな話を聞かせてもらった。明日はオプショナルツアーでノースの方へ出かけるとの事。ツアーの会社はカメレオントラベルというところで、いわゆるフリーペーパー等ではほとんど見ることの出来ない会社だが、知る人ぞ知るという会社でリピーターの人はよく利用しているらしい。小さな会社なので、旅行者のわがままをよく聞いてくれ、小回りが利くのでありがたい、との事だった。



BBQ(2)


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