オアフ島観光地(その2)

ビショップ・ミュージアム

ビショップミュージアム
ビショップミュージアム
ビショップミュージアム 本館
ビショップミュージアム本館
ビショップミュージアム モアイ像
ビショップミュージアム モアイ像
ビショップミュージアム フラダンス
本館のフラダンス

 子供も小学校2年生になったので博物館もたまには良かろうと思い、ビショップ・ミュージアムに行くことにした。ワイキキからの行き方は、タクシー、トロリー、バスの3通りある。タクシーだとたぶん片道チップを入れて20ドル前後だろうか。(あくまで推定)

 トロリーの場合はレッドラインに乗れば入り口のすぐそばまで行ってくれる。但し値段は高い。大人1人20ドル子供が10ドルだ。我が家の場合は50ドルになる。

 最もこれでレッド、イエロー、ブルー、グリーン、カパフルの5つのトロリーが1日乗り放題だから、エネルギッシュな若い人には向いているかもしれない。

 しかしながら家族連れや年寄り同伴の場合は、多分かなり不経済だろう。たしかに車中の運転手のおしゃべりはそれなりに面白いこともあるが、多くは英語なので日本人には辛いところだ。

 そんなわけで我々はバニヤンから当初タクシーで行くことにしてエントランスに向かったのだが、どうゆうわけか普段は常時数台のタクシーが待機しているのに、この日に限って1台も見当たらない。虫の知らせかどうかよくわからないが、咄嗟にバスで行こうと決めた。

 バニヤンエントランスからバス停は非常に近い。あっという間に到着。バス代3.75ドルを財布から用意して、ふと道路を見るとなんと目的の2番バスがすぐそばまで来ていた。これは良い兆候。早速乗り込み、どこで降りるべきか地図を見ながら確認していく。

 2番バスは13番バスとほぼ同じ行程をたどる。ワイキキを出てダイエーの横をかすめ、ホノルル美術館を通過、チャイナタウンの真ん中を通り抜ける。

 しかしそこから先は未知の道路だ。ビショップミュージアムの位置と主要道路の位置を見比べ、バスがどの辺で停車するのか、頭の中でシュミレーションを繰り返す。しかし地図をどう見ても、ミュージアムのすぐ傍には停車しそうも無い。さすがに焦った。

 結局意を決して信号待ちをしている時に運転手に近づいて、まず最初に、このバスはビショップ・ミュージアムに行くのかどうかを尋ねた。

 運転手は即座に例の「イヤアー」と答えてくれた。続いてバス停が近づいたら教えて欲しい、とお願いすると、同様に「イヤア」の返事がはっきりと帰ってきた。サンキューと言って席に戻ったが、かなりドキドキもんだった。

 しかしこの問答は大正解。なぜならバスはミュージアムから300m離れたバス停にきちんと停車し、おまけにここだのアナウンスもしてくれたからだ

 。お願いしなければ、かなり通過してから降りることになり、炎天下のもとかなりの体力低下を強いられただろう。もっともバス停からの道は教えてくれなかったので、地図を片手に正しいと思われる方向に歩き出す。他には誰も降りなかったので、助けになるのは地図と勘である。

 それらしい方向に太陽を気にしながらよたよた歩く。庭で散水しているおじさんが不思議そうな目でこちらを見ている。バスからの乗客がそれほど珍しいのか、それともわれわれの風貌が周囲の住宅街の雰囲気から突出していたのか。たぶん後者だろう。やがてようやく門が見えてきた。

 入り口にジュラシックパークの横断幕が掲げられている。ラッキーなことにジュラシック・パークの特別展示をやっているらしい。(この程度のことは、実はジャパニーズビーチプレス等の催し物の欄に掲載されている)駐車場をのっそりのっそり通り過ぎ、ようやく受付に到着。用意してあった入場料20%引きのクーポンを提出し、入場料33.45ドルを払う。結構高いが正規の料金なら約42ドルなので、クーポンの威力は大きい。

 入場してすぐ右側におみやげが売られているが、とりあえず後にして進むと、プラネタリウムと宇宙やハワイの解説コーナーがある。ここでハワイの自然についてちょっと勉強し、月面車のリモコン?走行とコンピューターでちょっと遊ぶ。さらに展望台があったのでそこに登り記念写真の撮影。展望台といってもたいした高さではない。でも結構見晴らしが良い。(内部の地図はこちら

 建物を出ると右側に本館、左側に芝生が広がるが、芝生の真ん中にモアイ像が立っている。もちろんイースター島のコピーである。ハワイアンの先祖を考える資料の象徴なのだろう。

 能天気な我々は単に記念写真を撮影。次に本館に行ってみたが、どうも展示物が小学校2年生の息子の興味を引かないようなので、特別展示のジュラシック・パーク展を行っている建物に向かった。途中に化石掘りごっこが体験できる砂場がある。刷毛を持って恐竜の骨格を丁寧に見つけ出すのだ。

 さてジュラ展に入るといきなり実物大?(誰も実物は見たことないのだが)の恐竜と、映画の中でテイラノに追っかけまわされた車の模型が展示されている。上を見ると始祖鳥が飛んでいる。展示されている恐竜の生態について解説してくれるテレビがあるのだが、如何せんすべて英語なので、どんどんパスして次次と展示を見ていく。

 2階に上がると、ジュラシックパークをどのように作ったのかというロケ風景の一部分と、映画のシーンをあらわす数々のアニメが展示されていて、これは興味深かった。実際に琥珀に閉じ込められた昆虫も展示されていて、映画の信憑性を裏付けていた。さすがに息子も多数の恐竜模型を見て満足したようだ。

 続いて建物近くのサイエンス・ガーデンと名づけられた場所に行く。ここには昔のハワイの住居や耕作してた作物を実際に植えて展示している。タロの畑が興味深かったが、それよりもそこを流れる小川の中に生息している多数のおたまじゃくしに息子は興味を惹かれたようだ。また近くにはアマガエルと思われる小さな真っ黒なかえるが多数いた。ここで若干休憩し、メインの建物すなわちハワイアン・ホールで行われる特別ステージのフラを見学することにした。

 ちょっと早めに到着し席を確保すると共に、展示物を見に行ったが、ハワイの歴史や考古学にかなり興味を持っていないと、あまり感動は覚えない。フラはなかなか良かった。一生懸命踊っている様子がよく分かるとともに、ステージが終わると観客一人一人に握手しながら挨拶をしていた。すごく誠実な印象だ。昼食の時間になり、ミュージアム内で昼食を摂った。午後からプラネタリウムを見るからだ。昼食の内容はまた別のページに書こうと思っている。

 昼食を終え、プラネタリウムに入った。内容はハワイの夏の星空とクック船長の話。ちょっと退屈だった。ハワイがどのような歴史を背負っているかという話は大人には興味深かったが、息子は退屈だったようだ。しかしまあそれなりにハワイの星空を楽しめたことも事実だ。

 もっともカイルア当たりで星空を見上げれば、天の川ぐらいすぐに見つかる素晴らしい環境で、プラネタリウムの星空に感動してもあまり意味はないかもしれない。その後行きに入らなかった御土産やさんを物色。再びバス停まで行きバスに乗り込んだ。結果的にはタクシー代が浮いた計算になる。


オアフ島観光地(その3)


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