いろいろな事件(その2)

蟻さん、襲来

 コンドの部屋は3階。部屋は広く快適だったが、初日の夜、使い終わった食器をシンクに入れて、翌朝洗おうと見てみると体長3mmぐらいの小さな赤蟻が100匹近く朝の散歩にいそしんでいるのを発見。

 これにはびっくり。初めての経験だ。急いで食器を片付け、以後食後はすぐに洗うようにしたところ、それほど顔を見せなくなった。

 驚いたことにワイキキに移動して宿泊した33階の部屋にも同様の蟻を数匹見かけた。かなり根性のある蟻のようだ。

蜂の一刺し

 マウイのコンドのプールは人も少なく、深さもあまりなく私のような初心者にはうってつけの練習場だった。その上寒くなったら隣に保温されたジャグジーがあるので快適この上ない。

 いい気になって平泳ぎもどきの練習をしていたある日。息が苦しくなって足をついて顔の水滴をぬぐうべく手を曲げた瞬間、腕の内側に激痛が走る。なんだと思ってみてみると、1匹の蜂がお尻からの針を私の腕に刺して、もがいている。

 なんと生まれて初めて蜂に刺されてしまった。採血の注射よりも痛い。急いで蜂の体本体をつまんで引き抜こうとした。蜂にとっても辛かったようで、つまんだ瞬間お尻から針が抜け落ち皮膚に残された。一方本体は指の間でもがく状態に。本体を放り投げ、続いて痛いのを覚悟して針を引き抜いた。長さ2mm程の鋭くて細い針が抜けてきた。

 どう処置すればよいのかとっさに判断できなかったが、蛇の毒と同じように先ずは傷口を何回か吸い、吐き出した。これを繰り返しながら部屋に戻る支度をした。おしっこをかけるのも良い、ということを思い出したが、他にもプール周辺に人がいたので止めた。

  急いで部屋に戻り、日本から持参の虫刺され用の「ムヒ」をつけて一段落。これ以上はどうしようもなかった。蜂の種類は小さなアブの一種で、毒そのものもそれほど強くなかったようで、数時間後ハレはひいたが、ススメバチだったら大変なことになっていた。

車のエンジン停止

 マウイで借りたレンタカーは当初順調で何の問題もなく使っていたが、ハレアカラに登った帰り道からアイドリングの回転数が下がってしまったようで、いまいちエンジンにパワーが感じられなくなった。バッテリーのせいかとも思ったが、始動時のバッテリーでの点火は快調だ。

 結局某駐車場でのろのろ運転をしているとき、突然エンジンストップ。その瞬間パワステが効かなくなりハンドル操作が重くなる。しょうがないので道路わきに車を寄せ、エアコン等のバッテリーの負担になるものを切り、再度始動。その後はエアコンを使わないだましだましの運転になった。カフルイの営業所に持っていき交換しても良かったのだが、返却日まであとわずかだったのでだましだまし(エアコンを切って)乗ることにした。



事件その3


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