レンタカー使用について

手続き

アラモ レンタカー

 マウイ島に来るまでの行程のページ等と重なる部分があるが、予約は日本で行った。メールで予約確認書が送られてくるのでそれを印刷し持っていく。また同時に国際免許証と日本の免許証、クレジットカードを持参する。

 カフルイ空港の出口を出て右のほうに歩いていくと各レンタカー会社の受付カウンターがあるので、前記の予約確認書を見せて手続きをする。手続き後は目の前に到着するシャトルバスに乗ってレンタカーの駐車場に行く。ちなみにダラーのカウンターが一番混雑していた。人気があるということだろう。

 今回私が利用したのはアラモ。初めてだ。比較的安いことで知られている会社だが安かろう、悪かろうでは困る。どんな車なのかドキドキものだ。指定された駐車スペースに行って見ると、白のこじんまりしたセダンが駐車していた。あまり目立たないごく普通の乗用車だ。レンタカーらしくなくて良い。距離を見ると15000マイルぐらい。まだ新しいようだった。ほっとした。

 早速乗り込みバッテリーの調子を確かめるためにエンジンを始動。室内の温度が下がるのを待つ間、座席位置やミラー、計器類の場所を確認する。簡単な点検が終わったらいよいよ出発だ。

 アクセルと加速の関係がわからないので急発進をしないように注意して進む。普段1ボックスカーに乗っているので座席位置がやけに低く感じられるし、前方の見通しも悪い感じだ。走り出したらセンターラインを意識する。そうしないと段々車が右に寄っていくのだ。昨年1週間ほど運転した経験があるせいか、あまり違和感はない。

気がついたこと

 今回のレンタカー使用でいくつか気がついたことを順不同で列挙してみる。

1、例え赤信号でも右折できるのだが、時々赤のときは右折できない、という標識に出くわす。ところがこの標識が意外に小さい。また曲がれるといっても左から車がくれば当然待たなければならない。後続車がいると焦って曲がりたくなるので注意が必要だ。

2、片道2車線の大きな交差点で信号がついていない場合がある。車の多い日本の感覚では怖くて簡単に進入できない。標識をよく見るとすべての方向に一時停止の標識がついている。優先順位はどうなるのか。初めはまごついた。

 結局他の車に、行けと促されて発進する事が多かったのだが、実はルールは簡単。その交差点で一時停止をした順に進入すれば良いだけだ。従って自分の車が何番目に止まったかかが問題になる。交通量の少ないハワイだからこその交差点だ。

3、左折も慣れないと結構恐怖感を覚える。対向車が過ぎた後来るはずの無い反対側(左側)を振り返ったりする。だいたい左折専用レーン矢印信号があるので焦る必要はまったくない。むしろ怖いのは左折後に左車線に入ってしまい逆走する事だ。

 また直進専用の信号と左折専用の信号があるのもまぎらわしい。交差点以外の大きなショッピングセンターへの進入もほとんど専用レーンがある。

4、駐車は頭から突っ込むことが多い。単に面倒だからだろうと思っていたが、どうやら盗難防止の意味合いもあるらしい。大きな荷物を入れることが多いので、トランクを開けやすいということもあるかもしれない。

 頭から入れると出すのが大変だ、と思われるが後退のスペースが充分確保されているのでほとんど問題ない。車が後退を始めると他の車もゆっくり待っていてくれる。見習いたいゆとりだ。

5、ウインカーを出さない車が多い。これは正直ちょっと怖いし良くない習慣だと思う。右折や左折レーンがしっかりしているので、そのレーンに入りさせすれば曲がらざるを得ない状況になるのでウインカーを使わないのかもしれないが、単なる車線変更でもウインカーを出さずに寄って来ることがある。

6、横断歩道があろうがなかろうが歩行者や自転車が横断してくるときがある。弱者優先の考え方が徹底しているようで車のほうが必ず止まる。そのためにも特に市街地でのスピードオーバーは厳禁だ。

7、今回の旅行で初めて運転中に緊急車両の通過に遭遇した。対向して来る場合は進行を邪魔しないようによければ良いのだが、後ろから来る場合、急に判断を迫られると日本の習慣で左に寄りがちになることに気がついた。また夏休みだと思われるのにスクールバスにも遭遇した。停車した場合は追い越し禁止、対向車も停止という原則は知っていたが本当にみんな停まるのか興味があった。幸か不幸か全然停まらずそのまま進んでいってしまった。

8、ガソリン代はマウイのほうが高かった。マウイでは1ガロン1.95ドルぐらい。オアフでは1.65ドルぐらいだった。メートル法に換算すると1リットルあたり52円から62円となる。日本の約半値ですね。



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