マウイは遠かった(その3)

カフルイ空港

マウイ島への機内で配られたジュース 座席は並んだ順に早い者勝ちとなるので、左側からワイキキの景観を見たかった我々は、ちょっと早めに並んだ。

 もっともそれよりも早く並んでいる欧米人もいたので、気持ちは一緒だなと内心思った。機内は横に3列3列の座席配置なので、我々家族にはちょうどよい。

 乗り終わってしばらくすると、すぐに滑走路に向かい、あっという間に離陸。左側に懐かしいワイキキの景観が広がる。

 機体が安定した頃写真のジュースが配布される。飲み終わって、片付ける頃早くも飛行機は降下を始める。着陸後もすごい勢いで誘導路を進む。まさに路線バスの感覚だ。

 出口がどちらだかよくわからないままに、人の流れとバッゲージクレイムと書かれた方向に歩く。やがてスーツケースが散らばって置かれている場所に出る。離島の場合は必ずしも一緒の飛行機でスーツケースが到着するわけではない、と聞いていたので、すでに取り出されて並べられてあるスーツケースを探し回る。似たようなスーツケースがいっぱいある。今回はこの時間が結構長かった。

アラモレンタカー

カフルイ空港のレンタカーカウンター 空港内で若干フリーペーパーをもらって、外に出てレンタカーオフイスのある右方向に進む。スーツケースつきなので結構面倒。

 アラモのオフイスにいたおばちゃんに、これまた予約確認書を見せると、手続きはスムースに進んだ。

 手続きを終え、シャトルバスをすぐ前で待つように指示され、さらに自分の乗る車の駐車場所の番号を告げられる。どうやら指定された番号に駐車してある車に勝手に乗って行って良いらしい。

 シャトルバスにスーツケースとともに乗り込む。空港付属の駐車場をぐるっとまわって半周して右に曲がるとそこがレンタカー会社の集まった場所だった。

 シャトルを降りて自分の車を探す。運転手さんが親切に、これは奥のほうだよ、と教えてくれた。スーツケースをころがし、ようやく対面。白のセダン。コンパクトカーということだが、サニーやカローラクラスの感じ。

 トランクには大型のスーツケースだと1個しか入らない。1年ぶりの右側通行に緊張が走るが、眠気もなく、昨年の経験があるので気分的にはかなり余裕がある。

 駐車場出口のゲートのところにいたお姉さんに、英語の練習のつもりでキヘイまでの道を聞いてみると、早口でまっすぐ行って、3番目の信号を左に曲がれ、というところまで聞き取れたが、その先はよくわからなかった。とりあえずOKと告げ、後は持参した地図を広げ、アドバイスされた道を確認して出発。


キヘイヘ

 道は初めは3車線?だったと思う。車は思ったより少ないが、市街地なのであちらこちらから顔を出してくるので神経を使う。いきなり左折ということで緊張したが、左折車線があって信号に矢印も出たので、曲がった後に右車線に入らないよう意識して、前の車について行った。その後は一車線のほぼ直線道路。スピードオーバーをしないように速度計を確認しながら進むが、前の車はどんどん遠ざかっていく。

 我々はコンドのオーナーからピイラニHWを通って行くように教えられた。後日キヘイの市街を車で走ってみて、両側のコンドへの車の出入りと、ビーチからの人間の出入りが繁雑なことと、歩行者は車は止まってくれるものとして平気で横断してくる事を知り、オーナーの言い分を理解できた。市街を走るときのスピードは40km/hが限界だ。

 ピイラニHWを右折して海側に進むとT字路。ここを右折すると角がマウイ・コーストホテル。ホテルを右に見て、その先の空き地を過ぎてパシフィックショアーズを探す。目標はマウイビスタの手前。ようやく入り口を発見。

 中に入ると広い駐車場があって、想像していた小さなコンドよりもかなり大きかった。空港から約30分のドライブだった。大きく伸びをして、早速荷物の移動だ。それにしてもマウイは遠い、というのがこのときの実感だ。



レンタカーへ


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