マウイは遠かった(その2)

機内

ANAの機内食

 若干の遅れがあったが、まずは無事に離陸。飛行が安定したところで第1回目の機内食。(写真はチャイルドミール)これから明け方にもう1回食事をすることになるので、無理に全部は食べない。

 それよりも睡眠確保だ。ビールを2缶飲んで、食後に軽い睡眠薬を飲む。睡眠薬は行きつけの診療所で理由を話して調達した。ほんの数時間ではあるが、ぐっすり眠れるような気がする。飛行機は今回ほとんど揺れない。

 機材は新しくてエコノミー席にも液晶テレビが付いている。帰りも同型の飛行機だったが、古い機材らしく個人のテレビは付いていなかった。ゲームも出来るようなメニュー画面だったが、まだインストールされていないようで出来なかった。

 気になっていた座席だが、15のABCとはビジネスクラスのすぐ後ろだった。すなわち前から14列目までがビジネスクラスの座席番号で、15からエコノミーになる。ビジネスとエコノミーの間にはちょっとした仕切りがあるだけで、搭乗口等はない。16番以降の席と比べると足元がかなりゆったりしている。

 いわゆるバシュネットをくっつける余裕があるからだ。仕切り越しにちらちらとビジネスクラスの様子も伺える。いつか乗ってやるぞ、という決心を新たにする。


イミグレ

 数時間仮眠をして目がさめてしばらくすると朝食?の時間だ。ほとんど腹は減っていない。日本時間なら夜中の3時前だから当然だ。現地時間9時過ぎに無事着陸。エコノミー席の一番前で、出入り口は最前方にあるので、ビジネスクラスのお客さんが降りるとすぐに我々の番になる。かなり便利だ。焦ることなく久しぶりのホノルル空港を歩く。

 ちょっと歩いて入国審査へ。パスポート、離島への搭乗券、帰りのチケットを握り締める。沢山の人が並んでいた。到着の集中する時間帯だからだろう。それでも10数分で通過。お決まりの問答(入国目的、期間、宿泊場所等)もあまりなく、パンパンとスタンプを押して終了

 そのまま進んでエスカレーターで階下に降りスーツケースが出てくるのを待つ。出てきたスーツケースと税金関係の申告書を握り締め、特に申告することも無いので緑色の矢印で示された方に進む。係員に申告書を渡し通過。完全にハワイ州に足を踏み入れた。ホノルル空港 離島チェックインカウンター

アロハ航空チェックイン

 アロハ航空に乗り換えるので、正面の個人出口ではなく左側の団体出口方面に向かう。

 右側に各航空会社の小さな目立たないカウンターというかスーツケース預かり所があるので、ここの係員にカフルイ空港まで行くことを告げ、スーツケースを渡す。これで荷物は手荷物だけになる。これを忘れると離島行きのビルまで自分たちでスーツケースを持っていかなければならない。

 続いて団体出口を出て(久しぶりで懐かしかった)右に曲がりエスカレーターで上に上がり、離島行きのカウンターがあるビルまで100m程歩く。この辺まで来るとまわりに日本人はまったくいなくなる。離島に行く日本人も多いと思うのだが、ほとんどがツアーだからだろう。

 実際ビルに足を踏み入れた瞬間それまで聞こえていた日本語のざわめきが一切なくなり、周りは大男と大女の英語だけの環境になる。かなり緊張する。人の数は多かった。

 国際空港のイミグレを通過するときと同じぐらいの人数の欧米人がチェックインの手続きをしている。どうしたらよいのか全然わからないので、まずはカウンターの頭上にあるエアラインの名前を確認し、どのカウンターで何が行われているのかを数分観察。

 結局30mぐらいの列の最後尾に並び順番を待つ。列は一列だが受付カウンターは数ヶ所開いているので、どんどん進む。ものすごく時間がかかりそうだったが、10分も待たずに係員の前に立った。

 パスポートと離島へのイリマクーポンを渡し、あらかじめクーポンの入った封筒に書いておいた予約番号を示し、予約してある旨を告げると、あっという間に手続き完了。ゲート番号と搭乗時刻を告げられ、チケットを渡された。他にすることもないので、早速チケットを持って空港内へ。

 指定されたゲートは、いつぞや1日離島ツアーで利用したゲートだった。



マウイ島へ(3)


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