車椅子でハワイ旅行 準備編

 体に何らかの障害があるけれどハワイには行ってみたいと思っている人は意外に多いのではないでしょうか。

 我が家の息子も小さい頃右腕を骨折してギブスをつけたままハワイに行ったことがありますが、見ず知らずの方からずいぶん気を遣ってもらった記憶があります。

 ハワイは弱者に優しい社会ですから、もし行ってみたいと考えている人がいるならば、少しでもその情報をと考え、このページを書いています。

 元になっているのは2008年の車椅子旅行記です。この旅行記を読んでいただければだいたいの見当はつくと思いますが、改めて旅行の最初から最後まで気のついたことをまとめておきたいと思います。

 今回利用したのは私の連れで、特殊な病気のため長期入院が必要となり、足の筋肉が萎えてしまい100mぐらいは歩けてもそれ以上は無理、という条件です。


車椅子の調達

 病院から借りる、または市町村の福祉関係部署から借りる、というのが安あがりな方法です。ただこれらの車椅子はかなり頑丈に出来ている標準タイプのものです。

 従って、本人が乗っているときは安心ですが、利用していないときはたとえ折りたたんでもかなりの大きさと重量になります。

 空港内の移動や飛行機への搭乗、現地での扱いやすさを考え、我が家の場合は以下のような条件を考え、ネットでレンタル業者を探しました。

・ 軽量であること

・ 折りたたみサイズが通常のものより少しばかり小さいもの

・ 自力走行(バッテリーではなく手動です)が出来るもの

・ 営業所が近くにある

・ レンタル料が安い

という内容ですが、たまたま近くに営業所がある「栗原医療器械」という業者を見つけることができました。レンタル料は6000円でしたが、介護保険が適用できる場合は、この10%ぐらいになります。


車椅子の走行練習

 普段から車椅子に乗り慣れていれば問題ありませんが、我が家のようににわか車椅子利用者は、多少なりとも操作の練習が必要です。

 先ず乗り降りですが、自分で出来るなら問題ありませんが、介助が必要な場合は介助者の腰への負担について考慮しなければなりません。がんばりすぎて介助者が現地でぎっくり腰では困ります。

 また介助する人間も担当を決めて、ある程度一緒に動き回る時間が取れると良いと思います。車椅子は段差にひじょうに弱く、数cmの段差で車椅子全体が急停車し、反動で乗っている人の上半身が前倒しになります。

 また普通に平坦地を歩いているときは、足台が前方を歩く人のかかとを良く直撃します。当てられた方はかなり痛い思いをします。介助者の前方1.5mぐらいの所まで人が近づいたら注意が必要です。


診断書

 我が家の場合病気の内容が深刻だったので、英文の診断書を書いてもらいました。病状の経過や現在の状況、使用している薬剤等の記録だと思います。

 また「自己記入式カルテ」という本も購入し、持参しました。自分で症状等を書いて、現地で何かあったときに医者に見せるものですが、英文が併記されているので使いやすいと思います。


航空会社

 このときはJALを利用しました。予約直後に電話をして車椅子を使いたいことを伝えました。するとチェックインカウンター(JALプライオリティカウンター)が中央付近にあることを教えてくれ、当日は優先搭乗となりました。

 実際のチェックインでは、係員がひじょうに丁寧に対応してくれました。特に車椅子の運搬をどうするのか、搭乗口まで行くのか、途中まででいいのか、JALが所有している車椅子を使うのか自分のものを使うのか、こちらが予期していないことまでいろいろと気を遣ってくれ、安心感が増しました。

 親方日の丸という批判もあるようですが、現場の人たちはどこもがんばっています。私の仕事である学校現場と同じです。


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