迷子に注意
先ず迷子の話です。日本では繁華街や大型スーパーの中で迷子の放送があったりしますが、ハワイでは基本的にこういった放送は行われません。
また例えば12歳ぐらいまでの子供をホテルの部屋に置いて親が外出したことが分かると、親は保護責任放棄(正しい言葉かどうか分かりませんが)とみなされ、法律違反の扱いを受けます。
当然ながら、人目につかないホテルでもそうですから、公共の場所も当然そういった考え方が浸透しているはずで、親は子供を自分の側に置いておく義務があります。
これは誘拐等の防止を念頭に置いた処置だとも思われますので、大型スーパーで「ちょっと買い物してくるからここで待ってて」というのは許されません。
ちなみに我が家は、スーパーではそのような経験はありませんが、なんとダイヤモンドヘッドの頂上で、息子を見失うという経験をしました。もしかしたら誘拐とか、崖から落ちたかと本気で心配し、そこら中を見て回りましたが、狭い場所なのにまったく姿が見えません。
真相は、息子がちょっと我々と離れた後、我々が先に下山したと勘違いして(置いていくわけないだろと親としては思っていましたが、息子は逆に置いていかれたとパニックに近い状態になったのかもしれません)自分一人で下山。
散々頂上付近を探してから、もしかしたら先に下りたのかもと思い、連れにゆっくり周囲を見ながら下りてくるように伝えて、私が早足で下山。
息を切らせながらハイキング道路入口まで来ると、トイレの近くで息子が心配そうにこちらを見ている姿が目に入り一件落着。この時は本当に焦りました。
一人の息子でもこんな状態ですから、二人以上の場合は本当に大変だと思いますが、迷子には注意が必要です。
親の我慢は絶対必要です
子連れはワイの注意点ですが、なんだかんだ言っても要するに子供が健康で楽しそうにしていれば、親は満足だと思います。
親としては、例えばワイキキ水族館やホノルル動物園に連れて行ってあげたいとか、中学生ぐらいならビショップミュージアムやアリゾナメモリアルはどうだろうか、と悩むところですが、子供にしてみれば、わざわざそんなところに行かなくても、ビーチで1日中遊んでいれば充分、と思っているのではと想像しています。
実際我が家の息子のハワイデビューは、水が怖くて海の中に入れず、ず〜っと砂浜で穴を掘っていましたが、それでもそれが楽しくてしょうがないという感じで、なかなか帰ろうとは言いませんでした。
ちょっと水に慣れてくると、今度はひたすら海の中で遊んで、夕方になり寒くなってそろそろ帰りたいと親が思っても、あと少し、と言って唇が青くなるぐらいまで遊びたがります。
そうやって親子で海に入り、泳いだり、潜ったり、波を浴びたり、水を飲んだり、魚を見たり、おっかけたりするという何の変哲もない体験が、実は貴重であり、後々まで記憶に残るのではと私は思っています。
その意味では、親もあちこち行きたいだろうとは思いますが、子連れの場合は子供の健康状態と近場での遊びを最優先にすることが大事かなと思えます。
本当に時々ですが、アラモアナやワード地区で見かける親子連れの中に、買い物はもう嫌だ、ホテルに帰る、ビーチで遊びたい、と泣き叫んでいる子供を見かけることがあります。
ハワイでは児童虐待として通報されかねません。ましてや「そんな我が儘言うなら勝手にしなさい」と言って子供を置き去りにするような行為は絶対厳禁です。
大変なお金と労力をかけてハワイに行くのですから、誰もが楽しい旅行をしたという思い出を持って帰国したいものです。
そのために、特に小学生ぐらいまでの子連れ旅行は、ある程度親の我慢が必要になる、と言うことを最初から分かっていた方がよいと思います。