はじめに
日本国内にハワイのツアーを扱っている旅行会社が何社くらいあるのか全く分かりませんが、ハワイは需要が多いので、海外旅行を扱っている旅行会社のほとんどは、ハワイを扱っていると思います。
その中でどの会社を選ぶか。航空会社の選択や宿泊先の選択と共に考えなければならない大きなポイントです。
主要な駅や商店街の一角に店を出して営業している会社は大手のものが多いですね。これらの会社は店頭に多数のパンフレットが置いてあります。
中にはパンフレットだけでガイドブックに匹敵するような厚さのものもあります。当然ホームページも持っていて、使いかってはかなり良いと思います。
問題は店舗を維持するための資本や人件費、それに広告代をツアー代金に加算しないと採算が取れないと言うことだと思います。
つまりその分ツアー代金が高くなるということです。しかし大手であればあるほど、大名気分で行ける可能性が(あくまで可能性ですが)高くなりますし、トラブル時の対応にも慣れていると思います。
中堅どころの会社はパンフレットがあってもかなり薄っぺらで、ネットの営業に頼っている部分が多いように思います。
この場合人件費や店の営業資金を節約できるので、相対的にツアー料金は安くなるはずです。また店の営業の代わりに旅行雑誌に広告を掲載する場合もあります。
小規模の場合はネットのみの販売で、場合によっては口コミのような形で紹介されたり、ネットの検索で引っかかったりするようです。
これらの会社はツアー料金も激安価格で提供されたり、特徴のあるツアーを打ち出したりするので、利用価値は高いと思いますが、反面どの程度の財務基盤なのかよく分からないところが不安です。
過去にはいくつかこの手のツアー会社が倒産し、予約していたお客さんにはほとんど返金がなかったという話しも聞いています。
ツアー業者の見分け方
これらの会社の見分け方ですが、基本的には会社名の近くにある旅行業の登録母体を見ると良いようです。
国土交通大臣登録旅行業第・・・号、観光庁長官登録旅行業第・・・号などです。資本金が小さい会社(といっても数千万円はありますが)が都道府県単位の登録になっています。
とはいうものの資本金が大きいから満足できるとか、小さい会社だから不満足だ、ということにはならないのが旅行の面白いところで、結局旅行者側の考え方が千差万別なので、どちらがよいかは一概に言えないと思います。
ただ突然の倒産だけは誰でも避けたいと思うでしょうから、常識外の格安料金のツアーを設定しているところは避けた方が無難です。
いずれにしても、予約をしようとしている会社のホームページで、登録の形態、登録時期や設立時期(古い方がやはり実績があるということです)、資本金、加盟(所属)団体を見るぐらいはした方が良いと思います。
ちなみに今年2009年の夏の旅行では、ワイキキの街中を走るHISのレアレアトロリーが激増していました。それだけHISを利用する人が多かったのだと思います。
一昨年まではJTBのオリオリトロリーばっかりでしたから、旅行者の意識も若干格安指向になっているのかもしれませんが、JTBとHISの水面下の静かな闘いを感じました。
その他中小の旅行会社の実態を知るには、店が近くにあったら出かけてみていろいろ質問したり、電話で問い合わせをしたときの受け答えやツアーの説明状況を聞くと段々分かってくるのではないでしょうか。
ネットだけで判断する場合は、会社名で検索したときのヒット件数や、会社名スペース苦情とかの語句で検索してヒットするかどうかが目安になるかもしれません。
また利用人数等の実態は分かりませんが、成田空港へ事前に行くことが出来れば該当ツアー会社がどのように客を誘導しているかを見ることが出来ますし、利用者がたくさんいるのかどうかも分かります。ツアー集合場所は決まっていますので、その付近で見ていれば良いだけです。
ちなみにホノルル空港を出て個人出口に向かう日本人は、全体の1割にも満たないと思いますので、そちらへ向かうときはちょっとだけ晴れがましい気分に浸れますが、それだけツアーを利用している人が多いと言うことです。
(離島に向かう人と、特定のシャトルでワイキキに行く人は、左の団体出口の方に向かいます)