英会話の必要性

空港で

 初めてハワイに行くとき、英語の会話力がどのくらい必要か心配な方も多いと思います。私が初めてハワイに行ったときは「イエス」「ノー」「サンキュー」の三語ぐらいしか口から出ませんでした。

 実際の場面では、「アー」とか「ウー」とか、黙りこむか、申し訳なさそうな顔をするか、笑って誤魔化すぐらいでした。

 大学まで出て、これでは情けないと思ったのも確かです。その後の奮闘?はまた別の機会に書くことにして、現状はどうなのかまとめてみます。なお最低限上記の英語に「エクスキューズミー」を付け加えておくと、便利かもしれません。

 さて、ホノルル空港に降り立ちました。飛行機を出るまでは日系の飛行機ならフライトアテンダントが「行ってらっしゃいませ」なんて、明るく声をかけてくれます。

 しかし、機外に一歩出たらそこはもう英語圏。しかもハワイの英語は、ハワイ語も混じっているみたいで、最初はほとんど聞き取れませんでした。

 機外には飛行場関係の係員が待機していますが、この人達と会話を交わす機会はありません。通路を進んでいくとあちこちに誘導する係員がいますが、これも手振りを見れば分かるので問題なし。


入国審査

 第一の関門?は入国審査です。だいたい特に問題無く通過できるのですが、たまに「旅行の目的は?とか「何日滞在?」とか聞かれます。

 「パーパス」という語句が聞こえれば、「サイトシーイング」と答えればいいし、「ハウロング」という語句が聞こえれば滞在日数の数字を言えば良いだけです。

 とはいうものの、実際にはこれらのタンゴが文章の中に折り込まれ、しかも早口で言われますので、やはり慣れないと聞き取れません。

 というわけでそのような場合は無理に頑張らずに、分からないことを身振りや片言で伝えたほうが良いと思います。

 係員さんは毎日百人単位の日本人客を相手にしているわけですから、日本人の英語力も発音も熟知しています。分からなければ分かりません(I don't know)とか何とか言えば、逆に日本語で「何日?」と聞いてくれることもあります。

 何も意思表示をしないのが一番良くないみたいです。かえって怪しまれます。カタカナ英語で充分です。

 なお最近は、入国審査の場で写真を撮ったり、指の指紋を確認したりしますが、そのやり方を英語で説明してくる人もいます。分からなければこれも分からないと言えば、手を取ってここに置くと教えてくれますので、言われたとおりやれば大丈夫です。


スーツケースを受け取り税関申告

 入国審査を抜けると、その先にエスカレーターがあり、これで下に降りるとスーツケースの受け取り場所です。自分のスーツケースを受け取るだけなので問題はありません。

 電光表示板で自分の便名を確認し、指定されたターンテーブルに移動して待っていれば良いだけです。

 その後、税関申告に向かいますが、大半の人は無申告でしょうから緑のレーンを進みます。

 だいたいそのままフリーで出て行けますが、妙に荷物が多いときや、挙動不審の場合は問いかけがあります。パスポートを見せて、「nothing」とか「no declare」と言えば良いはずです。

 税関を抜けると、ツアー客は左折して団体集合所へ向かい、個人客は右側の個人用出口に向かいます。ツアーの場合はホテルの近くまで日本語の分かる係員さんが付き添ってくれますのでまったく心配する必要はありません。



英会話の必要性(2)


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