ワイキキ・バニヤンからの眺望

 前ページまでで説明してきたように、バニヤンは二つの棟、タワーTとUで構成され、その二つの棟が5階までのオフイスや駐車場でつながっています。これを上空から見るとTの字の縦の棒が若干左に寄った形となり、縦棒と横棒で囲まれた空間がレクデッキとなっています。

 この構造が宿泊する部屋の眺望を考えるときの大きなポイントになります。以下ブログの内容を校正してまとめなおした物ですが、先ずタワーTからの眺望です。

タワー1からの眺望

 タワーTは東西方向に展望が開けています。(角部屋は南北方向にも窓が付いていますので、2方向の眺望が楽しめます)

 東西どちらかを見分けるには部屋番号の末尾の数字を参考にします。タワーTの場合末尾が奇数の部屋は東向きで、正面眼下に6階のレクデッキが見え、その向こうに、「ワイキキ・サンセット」や「ダイヤモンドヘッド」が見えるはずです。

 また15階を越すぐらいから、右手にはカピオラニ公園越しに雄大な太平洋が見えてきますので、かなり眺望の良さを実感できます。

 この向きのデラックスオーシャンビューは狙い目の部屋だと思います。ただし左手はタワーUが建っていますので、山の景色はあまり見えません。

 一方反対側は末尾が偶数となり、西向きとなります。正面はワイキキ市街。クヒオ通り沿いの建物がよく見えます。右手はマノアの美しい山の夜景、左手側でラナイからちょっと身を乗り出すぐらいで、15階以上なら教会越しに海が見えます。

 ただしバニヤン全体眺望からすると、この方面が一番価値が低いかもしれません。特に低層階の場合は、目の前に市街地が広がりますので、不動産価値としても下がるような気もします。(宿泊料金も安めのように思われます)


タワー2からの眺望

 タワーUからの景観ですが、北側は目の下にコミュニティセンターが見え、青空市場の混雑具合を見ることが出来ます。

 またアラワイ運河越しにゴルフ場が広がり、その向こうにH1が走り、山すそのベッドタウンが見えます。北側には背の高い建物がほとんどないので、視野の広がりは大きいです。

 夜は山裾の街灯がオレンジ色に輝き、時折タンタラスの夜景を見に行ったと思われる車のヘッドライトが左手の方から見えます。この景観、私は気に入っています。

 オーシャンフロントの部屋もいいのですが、夜の海は当たり前ですが真っ暗です。時折沖合を貨物船?や漁船?が通るのが見えるぐらいで面白みがありません。

 もっとも昼間は青い空と青い海ですから、やっぱりハワイは海が見えなきゃ、と考える人も多いと思います。

 本当は昼間は海が見えて、夜は山の夜景が見えるのがベストだと思っています。ちなみに宿泊したことはありませんが、ハイアットリージェンシーの高層階ではそれが可能ではないかと思っています。

 話しを戻して、タワーUの南側の部屋はどのような景観になるかというと、眼下に6階のBBQデッキやプールが見えます。その向こう、マリオットホテルの両側に海が見えます。

 ただ部屋が西寄りだと目の前にタワーTがそびえているので、景観は悪くなります。(距離があるので圧迫感はありません)従ってタワーUの南側の部屋を選ぶときは(選べるなら)東側の部屋を選んだ方が、景色が良くなります。

 ちなみにタワーUは末尾偶数が南側(海側)の部屋、奇数が北側(山側)の部屋となります。最後に、まあいろいろ書いていますが、基本的にバニヤンの15階以上の部屋なら、まあそれなりの景観は確保できます。

 というわけで、宿泊するカテゴリー(部屋の向きなど)を自分である程度決められる場合は、海側かダイヤモンドヘッド側か、ワイキキ市街か山側か、と言う選択を自分でしておかなくてはいけません。



高層階の長所・短所


宿泊一般論


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