THE　MAKAHA　SONS

Ｇｏｌｄｅｎ　Ｈａｗａｉｉａｎ　Ｍｅｌｏｄｉｅｓ

１２曲（４２分２７秒）　１９９９年

ＴＯＲＯＰＩＣＡＬ　ＭＵＳＩＣ　、ＩＮＣ

　私が知っている範囲でマカサンズはコンテンポラリーの元祖だと思っています。その元祖がトラディショナルのハワイアンを歌うとどうなるのか、ということがすごくよく分かるＣＤです。私はひじょうに気に入っています。

　ハワイアンを全く聴いたことがないと自負しているような人でも、このＣＤに含まれている曲は必ずどこかで聴いたことがあると思います。

　ましてやハワイアン好きなら、すべての曲を知っているのではないでしょうか。普通のハワイアンの演奏を現代風にアレンジしているので、ハワイアンはどうも、という人も違和感なくＢＧＭとして聞けるはずです。

　フラ・ダンスをやっている方たちにとっては定番の曲がいくつも入っていると思います。原曲とはちょっと違った演奏になっていますので、最初は踊りにくいかもしれませんが、聞けば聞くほど味がしみ出すような演奏だと思います。

　２曲目、定番のカイマナヒラですが、何故かポップスに聞こえて楽しげです。３曲目、このCDの中では好みの曲。ハーモニーが美しい。大人のハワイアンです。途中思わず「ワ〜〜イキキ〜」と思わず一緒に歌ってしまいます。

　５曲目、ゆったりとした時間が流れるようなイメージの、こういう曲が私の好みです。これまた思わず「ラハイアンム〜〜ン」と声が出てします。

　１１曲目、ワイキキの浜辺で、好きな人と一緒に、沈みゆく太陽を見ながらこの曲を聴きたいものです。

　好きな曲をいくつか上に書きましたが、実際にはどれも甲乙つけがたい仕上がりです。強く強くお勧め出来るCDだと思っています。