車椅子の利用とバスから降りるとき

車椅子

 車椅子の利用者と同乗する機会も増えました。停留所に車椅子の人が待っているのを見ると、運転手さんは車体を下げた上、さらに前部入り口にある昇降用リフトを歩道まで下げます。このリフトの上に車椅子が移動します。介助者がいても同時に乗れるだけの広さがあります。

 続いて運転者は運転席から出て、バス右前部にある
優先シートの座席を持ち上げ、車椅子の収まる場所を確保します。その間乗客は焦ることもなく、成り行きを見守っています。このときもし普通の乗客が優先席に座っている場合は、ただちに後部に移動します。

 やがて車椅子はバスの中へ乗り込みます。その後は電動車椅子のコントローラーを自在に操り、右側前部の車椅子専用席にぴったりと納まり、運転者さんは車椅子を固定するシートベルトを固定します。これで完了。運転者が座席に戻りバスは発車します。

 正直な所初めてのときは日本とのあまりの違いに私はあっけにとられて見ていました。でもよく考えるとこれがあたりまえで、日本のように、障害を持った人が乗車する度に嫌な思いをしたり、焦って乗らなければならない風土の方が間違っているような気がします。


降りるとき

 降りるときは運転手に知らせる必要があるのですが、最近は停車場が近づくとアナウンスがあるので便利になりました。(以前はあまりありませんでした)。停留所の名前が分からない場合は、景色を覚えておいて、その付近に来たら手近のヒモを引きます。

 また各バス停には番号もついています。よく使う停留所の場合、ネットでこの停留所番号を使って、次に来るバスの情報を得ることができます。

 最初の内は手前過ぎたり、通り過ぎたりしてしまいますが、ワイキキの町中なら通り過ぎても200mぐらいですから大丈夫です。ヒモをきちんと引くと、「次は停車」(STOP REQUESTED)と前部に表示されます。(2016年になって、ヒモ以外に押ボタンのついたバスが走り始めました)

 郊外の場合知っている場所ならいいのですが、知らない所へ行くときは結構不安です。ガイドブックには降りる場所をあらかじめ運転手に知らせておくと良い、と書いてありますが、英語に自信がないと簡単には声をかけられません。

 むしろガイドブックそのものを見せた方がいいような気がしますが、私はあえて景色で判断しました。(単なる恥ずかしがりやの意地っ張りです)最近(2001年)ようやくこの段階を卒業して、運転手さんにどこどこに着いたら教えてくれ、と言うことが出来るようになりました。

 慣れないうちは8番バスでアラモアナショッピングセンターまで乗って、慣れてきたらワンデイパスをもらって、あちこち行くのが正解ではないでしょうか。

 降りるときですが、後ろのドアの場合は、出口上部の緑色のボタンが点灯しますので、両側の縦の金属バーを持ち、押し広げます。

 ただこの金属棒を放してしまうと、ドアは自動的に閉まってしまう場合がありますので、子連れの場合要注意です。(最近はバーではなく、単にドア中央を押すだけのバスも増えています)

 我が家の場合は、一人が先に降りてバーをつかんだままにして、子供を先頭にもう一人が降りる、というパターンでした。

 ちなみに向こうの人は、次の人が降りてくるときは、そのバーをずーっと持ち続け、次の人に手渡すような形で受け継ぎます。マナーとしても見習うべき習慣だと思います。

 また乗り降り共に、ステップの高さが外人さんサイズで、結構段差があります。焦って子供の手を無理矢理引っ張って乗り降りさせているお母さんをみかけますが、結構ハラハラします。


バス停について

 バス停ですが、地図を見ているとよく分かりますが、数学で言うところの座標に近いものがあります。自分が走っている通り名と、バス停近くを横切る通り名を組み合わせて構成されています。

  つまり日本人観光客が良く行く「ドンキホーテ」の場合、2番バスはカラカウア通りを走り(13番バスは2013年若干ルートが変わりました)ドンキホーテのある通りが「マカロア通り」なので、アナウンスは「カラカウア、マカロア」となります。

 で、その後に近辺の有名なホテルや建物、観光地名が入りますので、ドンキの場合は「カラカウア、マカロア、ドンキホテ」(ホーテとは言いません)となります。このことを知っていると、降りる場所の見当を付けやすくなります。


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