安いツアーを探すために

予算が捻出できたなら、次は楽しいツアー選びです
ハワイに行き始めると、このツアー選びが楽しくてしょうがなくなります
そこで、こここでは安いツアーを探すために、ツアーを構成する条件について考えてみます

究極の安いツアーとは

 このページを書くにあたっては、私もどう書いたらよいか悩みました。数万円で行けるような安いツアーもありますが、時期等がかなり特殊な条件だったりして、いろいろなツアーを公平に比較することは難しいなあ、というのが実感です。

 さらに個人個人のツアーの好みもありますから、ある人にとっては安くて快適なツアーも、他の人にとっては、ただの格安ツアーに過ぎないかもしれません。

 とすると安いツアーを探すためにはどうすればよいのか、と考えて思いついたのが、定番4泊6日のツアーで、一番費用の安いツアーはどんなツアーなんだろうか、ということでした。

 皆さんすでにご存じのように、ツアーを構成する要素の基本は、飛行機と宿泊場所です。これだけなら同じ時期に同じホテルに同じ日数泊まるツアーは、すべてほとんど同じ値段設定になるはずです。

 実際にはこの基本のツアーにいろいろな付加価値を付け加えて、便利さや楽しさ、気持ちよさを作り出し利用者に訴えかけているわけです。

 そこですべての付加価値をはぎとったツアーを出発点と考え、実際のツアーには、それにどんな付加価値がついているのか調べてみることにしました。(自分が行くわけではないので、ほとんど興味半分です)

 で、核となる基本のツアーですが、期間は4泊6日です。付いているものは、往復のチケットと4泊分の宿泊代だけです。もちろん航空会社の指定無し、宿泊先の指定もなしです。

 この条件で、自分なりの具体例を思い浮かべて、それぞれの値段をネットで調べて、すべてを加算することにより、自分オリジナルのツアー代金を算出することも出来ます。

 そうやって実際のツアーと値段を比較することも出来ます。ところが、実際のツアー料金は自分で算出した額よりさらに安い値段で、いくつか付加価値をつけて売り出しています。

 これでは最初から赤字覚悟で売っているようなものですが、そこにはきっと一般旅行客が知らない旅行社と航空会社、旅行社と宿泊先の会社の紳士協定があり、表には出てこない値段で取引があるのだと思います。

 (あくまで憶測です。ただそう考えないとツアー会社の値段設定では儲けが出ないことは明白だと思っています)


飛行機関係の付加価値

 さて、ではどんな要素が加わるとツアー料金が上昇していくかということですが、先ずは航空会社関連の料金です。

 一番安いのは上にも書いたように航空会社指定無しというもので、出発日に空席があれば予約が成立するというシンプルなもの。この手のツアーは出発ぎりぎりまで実際にハワイに行けるのかどうか分からない、というハラハラ感があります。

 最後の最後まで待たせて、予約できませんでした、と言われたのでは、楽しみにしていた方はたまったもんではありません。ただこのように指定が一切無い形の方が、制約のある予約よりも予約が入りやすいことも事実です。 

 ツアー価格がアップする次の条件が、欧米系、日系、中華系と会社の系統を国別に分けて指定する方法。指定する分だけ料金がアップします。ただし中華系に関しては、ネットで見る正規割り引き航空料金と、実際の格安ツアーで使用されている航空料金はかなり開きがあるような気がします。(2010年代に入って、開きはほとんどなくなりました)

 一頃の格安ツアーというと、だいたい中華航空のツアーでした。中華航空の食事はおいしいし、フライトアテンダントの雰囲気も良いのですが、以前事故があったことと、事故時の補償額が小さかったことが、格安ツアーの要件になっているのかもしれません。

 さらに個別の航空会社を指定すると、また料金アップです。中でもJAL指定がもっとも高く、その次がANAです。マイレージの関係で特定の航空会社を指定すると、結局マイレージを稼ぐ分、料金的に割高になっているのかもしれません。

 さらに予約したチケットによっては、座席指定が出来たりもします。ここまでくると飛行機に関しては個人旅行とほとんど同じ条件になります。従って、自分好みの旅行にこだわればこだわるほど、料金は少しずつアップしていくことになるわけです。



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