特典航空券獲得のための必要資金(3)

 前ページの計算根拠は2014年3月17日(月)日本発、24日(月)ハワイ発という、比較的予約が入りやすい時期のチケット料金で比較しましたので、夏休みの場合はどうなるかと言うことがやはり気になります。

 つまりハワイに行くのは夏休みが多いので、そこでマイルを稼いで、ある程度貯まったら特典航空券獲得を目指すという考え方です。

 そこで来年の7月下旬の月曜日、と思ったら海の日の振替休日みたいなので22日(火)から29日(火)のチケット料金を分かる範囲で調べて比較してみることにしました。

 ただしチャイナはまだ料金が発表されていませんので、今回は割愛します。
 
航空会社 チケット
料金(円)
チケット
クラス
換算率
(%)
獲得
マイル
1マイルあたり
必要金額
ANA 129220 エコ割5? 50 3831 33.7
JAL 134220 ダイナミックセイバー5 50 3831 35.0
デルタ 182120 エコノミーH、M 100、150 9577 19.0
ハワイアン 149180 エコノミー 100 7700 19.4
コレアン 138820 エコノミー
プロモーショナル
100 7662 18.1

 やはりANAはチケットクラスの区分がわかりづらいです。換算率はスーパーエコ割の50%で計算しました。

 コレアンは一番安いエコノミーバリューだと直行便ではなかったので、その一つ上のクラスの料金で計算しました。しかしここでもコストパフォーマンスはコレアンが第一位。以下デルタ、ハワイアンと続き、日系は見かけ上なかなか稼げないという結果です。

 次に前ページ同様、各航空会社の特典航空券の標準的な基準マイルを、このコストで獲得するためにいくらかかるかを計算します。上記の「1マイルあたり必要金額」×「基準マイル」という単純なかけ算です。

航空会社 基準マイル 備考 獲得コスト
ANA 40000 レギュラーシーズン
6/1〜7/31、8/18〜12/19
1348000
45000 ハイシーズン:8/1〜8/17 1516500
JAL 40000 JALカード会員は39000マイル 1400000
デルタ 90000 スタンダード:期間がはっきりしません 1710000
130000 ピーク:期間がはっきりしません 2470000
ハワイアン 60000 設定期間ははっきりしません 1358000
コレアン 70000 通常期 1267000
105000 ピーク期:行き(7/18〜8/24) 1900500

 
 比較するとよく分かります。特典航空券を利用する時期が夏休み以外ならコレアンが第一位。次がハワイアンでこれも前回と同じ結果。更に日系と続きます。

 ではいつも夏休みに行く人が、夏休み中の特典航空券を獲得しようとすると、この順位はどうなるか。どうやら上記のデータではハワイアンが一位。次がJAL、そしてANAとなりそうです。

 ということはマイレージを効率よく使うためには、自分の旅行パターンを考えて、いつ頃の特典航空券を獲得するかという問題も考えておく必要がありそうです。 

 ただしコレアンやハワイアンが数字の上では良さそうだと思っても、実際に目的の時期に特典航空券が獲得出来るかどうかは、まったく別問題で、航空会社側が特典航空券用の座席をどの程度確保しているのかはよく分かりません。

 つまり貯めやすい、コストパフォーマンスも良いと判断して一生懸命貯めたのに、結果的にちっとも予約が入らず使えないという事態もあり得ます。

 もちろん航空会社によっては、マイルをお金(クーポン?)に換算して、チケットの購入代金に充てたりする事も出来ますので、特典航空券のコストだけを比較してもしょうがないのかもしれません。

 年明けにはチャイナの夏料金も発表されると思いますので、その頃になったらチャイナのデータも加えて改めて検討しようと思います。



アップグレードのコストパフォーマンス


マイレージ


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