区間換算率から
マイルの貯まりやすさを推定

 ユナイテッドを除いて、一応ハワイ行きの航空会社の基本的なマイレージ制度を調べてみました。あらためて、航空会社によってずいぶん制度が違うんだなと言う感想を持ちました。

 次ですが、航空会社の区間換算率を比較して、どこの会社が一番貯まりやすいかを数字だけで比較してみます。ただし比較するのはエコノミーのスタンダードな割引き航空券で、エコノミーの正規普通運賃のクラスは除きました。

 なお赤字は、一般的にエコノミー航空券を買ったときに適用されるクラスだと思います。また換算率0%のチケットは省きました。

予約クラス 換算率% ハワイ往復 備考
ANA B、M 100 7662 エコ割スタンダード
U、H、Q 70 5363 エコ割3.5.7
ハワイ便で一番安いチケット
V、W、S、T 50 3831 スーパーエコ割
L、K、T 30 2298 エコ割50
JAL H、K、M 70 5363 ダイナミックセイバーABC
L、V、S、O、G、R 50 3831 ダイナミックセイバーDEF
海外パックツアー
Q、N 30 2298 JALエコノミースペシャル
デルタ 150 11493 プレミアムエコノミー
S、H、Q、K 100 7662 割引きエコノミー
L、U、T、X、V、E 100 7662 大幅は割引きエコノミー
チャイナ Y、B、M 100 7662 遊ランド
K、W、V、T 80 6129 飛び得遊ランドタイプA
R、Q、H、N 50 3831 飛び得遊ランドタイプBC
ハワイアン エコノミー 100 7700 チケットの細かい区分はなし
コレアン Y、W、B、M、H、E、K 100 7662 エコノミーチケット
G(団体) 80 6129 ツアー専門のチケットだと思います


 一覧表をパッと見ると、換算率が高いのはデルタ、ハワイアン、コレアン低いのはANA、JAL、チャイナになるような気がします。従ってデルタやハワイアン、コレアンに一生懸命載れば、マイレージがすぐに貯まるような気がします。

 しかしこの高い低いだけで判断するのは早計で、実は赤字で書かれたクラスのチケット料金が航空会社によって別々であると言うことを考慮しないといけません。

 つまりチケット料金と換算率の両方を考慮しないといけないと言うことです。ただチケット料金は時期によって航空会社がいろいろ変えているので、これを正確に比較するのはかなり難しいと思います。

 一般的な感触ですが、チケット料金が高いのはANA、JAL、デルタ、ハワイアンであって、安いのはチャイナ、コレアンだと思いますので、これらを総合すると以下のような表になります。

換算率 チケット料金 マイルの貯まりやすさ
ANA 低い 高い もっとも貯まりにくい
JAL 低い 高い もっとも貯まりにくい
デルタ 高い 高い はっきりしない
チャイナ 低い 低い
ハワイアン 高い 高い
コレアン 高い 低い もっとも貯まりやすい


 当然ながら、換算率が高くて、チケットが安いものほどたまりやすく、換算率が低くてチケット料金が高いものは貯まりにくいと言う組み合わせになります。

 というわけで、数字を大きくするだけなら、もっとも有利なのがコレアン不利なのが日系になるのですが、実はここに落とし穴があって、たまったマイルで特典航空券を獲得しようとするとき、それぞれの航空会社で基準マイルが異なるという問題があり、さらにややこしいことになります。



特典航空券のための必要資金


マイレージ


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