3.アップグレード基準マイル
次にアップグレードの規定ですが、片道分の数字です。必要なチケットの方はエコノミー席をお金を出して購入すれば対象になりそうです。
アップグレード | エコノミーからビジネス | ビジネスからファースト |
ノーマル期間 | 30000 | 40000 |
ブラックアウト期間 | 40000 | 60000 |
4.感想
というわけでチャイナの場合、航空券料金が日系の4分の3程度で、換算率もそこそこ良いので、マイルそのものは貯まりやすいのですが、それをいざ特典航空券やアップグレードで使おうとすると愕然とすることになります。
具体的に3月のチケットで考えると、チャイナは12万ぐらいでエコノミー席を予約できて、その際の獲得マイルが6129マイル。
ということは仮に片道分の特典航空券を60000マイルで獲得しようと思うと10回利用すればいいことになりますから、費用は120万。
一方日系では同時期のチケット料金が16万ぐらいで、獲得マイルは50%の3831マイル。20000マイル貯めれば片道の特典航空券を獲得できるはずですから、6回乗れば良いことになります。
ということは16×6=96万で特典航空券1回分のマイルを稼ぐことが出来るという計算になり、チャイナは不利です。まあ実際にはこんな計算通りには行かないと思いますが、目安になることは確かです。
というわけで、ざっと見た印象ですが、特典航空券の基準マイルよりグレードアップの基準の方がまだ少なそうなので、要するに安いエコノミーのチケットをきちんと購入して、それによって獲得できたマイルは座席のグレードアップか他の空いている台北便等で使ってください、というのがチャイナの方針なのかなと思います。
というわけで、ここでもなんだかんだと調べてみるとスカイマイルの改悪が強調され、JALやANAのマイレージが結構優れているんだと言うことを確認する結果になってしまいました。
なおだからといってデルタ同様、チャイナを否定するつもりはありません。1回の旅費が安くなると言うのは大きな魅力です。
またハワイにこだわらなければ、ハワイ便でマイルを稼いで、台湾や東南アジア便で活用することも出来ます。更にデルタとのマイレージの移行等、日系には出来ないワザを使うことも出来そうです。
まだまだ調査が必要なようです。