デルタのマイレージ制度のまとめ

4.まとめ

 上にもしつこく書きましたが、ともかくホームページが分かりにくいように感じました。マイレージの利用以前の問題だと思います。

 次に、エコノミー1往復でマイルは100%貯まるわけで、これは日系の50%より優れていると思います。ところがその貯まりやすいマイルで特典航空券を獲得しようとすると、基準は通常で90000マイルとなっていますから、「そりゃないよ」という悲鳴が聞こえてきそうです。

 実際問題マイルは貯まりやすいけど、特典航空券獲得基準が高いので、コストパフォーマンスはどうなんだということが一番気になります。

 そこで3月中旬から下旬の空いている時期のチケット料金を調べてみたら、日系は10万前後、デルタは15万ぐらい。8月上旬から中下旬の我が家の2014年の予定を入れてみたら、日系は15万前後。デルタは20万前後でした。

 ということは、仮に3月の旅行でマイレージを稼いでハワイの特典航空券を1人分獲得するには

航空会社 チケット料金 獲得マイル 特典航空券
基準マイル
必要往復回数 特典航空券
獲得に必要な金額
日系 10万 3831 40000 11回 110万
デルタ 15万 7662 90000 12回 180万


 夏の8月の旅行で獲得するためには

航空会社 チケット料金 獲得マイル 特典航空券
基準マイル
必要往復回数 特典航空券
獲得に必要な金額
日系 15万 3831 40000 11回 165万
デルタ 20万 7662 90000 12回 240万


という大きな金額が必要になり、これでは明らかにデルタは不利です。ただしだからといってデルタはやめた方がよいというつもりはありません。

 何故なら前ページに書いた

・ メダリオン制度の優遇制度

・ 足りないマイルを購入できる制度

・ クレジットカード関係で、カード入会キャンペーンで大判振る舞いをしている

・ 特典航空券そのものを実際に獲得できる確率が日系よりも高いかもしれない

 等の条件を考慮する必要があるからです。しかし制度が複雑になればなるほど利用者は使いにくい印象を持つのも事実です。



チャイナエアライン


マイレージ


表紙に戻る