マイレージの基本

 というわけで、マイレージの始まりの頃は

 「乗った」 → 「貯まった」 → 「無料で乗れた」という簡単な図式で説明できたものが

1.乗ったチケットの種類(金額)でたまるポイント数が異なる

2.貯まったポイントを使おうと思ったら、無料の航空券が得られる基準ポイント数が変更になった

3.貯まったポイントに有効期限があり、いつの間にか締め切りが迫っていて、慌てて使わざるを得なかった

4.ポイントは貯まったのに、希望する便の座席が常に満席で特典航空券を獲得できない

5.折角無料で獲得したと思った航空券に、サーチャージや税金等の別料金を請求される

等々の思ってもみない事態が発生し、何のために一生懸命その航空会社を使ってきたんだとがっくりすることもあるようです。

 しかもこれらの制度は、航空会社が独自に作っていますから、航空会社ごとに制度が異なり、変更も自由。変更ごとに消費者は振り回されるという事態も起きています。

 従って、「この航空会社ならマイレージがたまりやすそう」という安易な発想(私のことです)だけでマイレージの会員になっても、最終的に振り回されるだけで損をしてしまう可能性があると思うようになりました。

 というわけで改めて2013年11月現在で、各航空会社のマイレージの規定の見直しをはじめています。

 以下その結果をまとめていくつもりですが、話を分かりやすくするために、内容は基本的に成田または羽田からのホノルル便に限ってまとめていく予定です。

 また特典航空券を獲得する場合も、時期によってその基準マイルが変わることが多くなり、大変ややこしいことになっています。

 つまり特典航空券を得るためには

1.マイルが貯まりやすい(チケットを購入したときのマイレージへの換算率が高い)

2.特典航空券を得るための基準マイル数が少ない

3.特典航空券による座席を確保しやすい

4.特典航空券以外の諸経費が少ない

というような条件を考えないといけないということです。

 ただし1.のマイルが貯まりやすいかどうかは、会員のグレードや利用しているクレジットカードの種類にも左右され、さらに話が複雑になるので、今回は航空会社に関連する内容のみに絞ってまとめたいと思います。

 というわけで、具体的な調査の内容ですが、

1.航空会社のサイトで、実際にお金を出して乗ったときの区間マイルとその換算率

2.ホノルル便の特定航空券(エコノミー席、ビジネス席)を獲得するのに必要なマイル数と移行手数料

3.マイルそのものを現金の代わりに換算するときの換算レート

4.マイルが足りないとき、足りない分を現金で補填できるかどうか

5.マイルの有効期限や、特典航空券を獲得したときに、必要な諸経費

6.私自身の感想

というようなことをまとめてみようかなと思っています。



ANAのマイレージ制度


マイレージ


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