マイレージの基本

 マイレージとは、簡単に言えば「飛行機で飛んだ距離をポイントに換算して、貯まったポイントで無料航空券やアップグレード、各種の商品を利用できる」ようにしたものです。

 航空会社側としては、これを貯めてもらうことによって、その航空会社を継続的に使ってもらおうと言うのが目的で、利用者側は乗れば乗るほどポイントが貯まり、場合によっては無料で飛行機に乗れるというメリットがあります。

 では会員になるにはどうすればよいか。このページを見ている人はネット環境が整っていると思われますので、自分の好みの航空会社のサイトに行き、入会手続をすればいいだけです。

 会員になるだけなら、どこの航空会社も原則無料です。ちなみに私は現在JALとANA、チャイナ、デルタの会員になっていますが、ここのところ注力しているのはチャイナ、サブでANAという方針でポイントをためています。

 (2014年、度重なるマイレージ制度の変更で、主力をANAに移行しつつあります)

 ハワイの場合は、これ以外に「ユナイテッド」「ハワイアン航空」「大韓航空」等が就航していますから、こういった会社のマイレージ会員になることも出来るはずです。

 次に実際にこのマイレージを貯めるにはどうするか?基本的な貯め方は3種類あると思います。

1.会員になった航空会社から航空券を買い、実際に搭乗する

2.クレジットカードやマイレージに換算できる航空会社以外の企業のショッピングポイントをマイレージに換算する

3.連合している航空会社に搭乗して、そのマイレージを貯めている航空会社のマイレージに換算する

ということです。

 ちなみに東京〜ホノルル間の片道マイル数は3831マイルですから、往復は7662マイルになります。従って、普通はハワイまで1往復すれば、これだけの距離を飛んでいることになり、これがマイレージポイントになるはずですが、ここでまたややこしい話がでてきます。

 それは航空会社側の思惑として、「出来れば高いチケットを買って飛行機に乗ってもらいたい」訳ですから、高いチケットでこの距離を往復したら、マイレージのポイントは7662マイルをそのままポイントにするか、場合によっては1.5倍にしますよ、と消費者側に提案してきます。

 一方消費者側は、航空券が高いので特典航空券を獲得しようと思ってマイレージ制度を利用するわけですから、普段の搭乗も出来れば安いチケットが良いわけです。

 従って安いチケットを買う頻度が高まるのですが、その場合はマイレージのポイントは50%になってしまう、というような制度を作られてしまいます。

 つまり格安の航空券の場合はハワイを往復して7662マイルの旅行をしたのに、マイレージのポイントとしては3831マイルしか得られないということになるわけです。

 (ちなみに1マイルは約1.6kmですから、片道3831マイルは約6130kmです。地球の1周は約40000kmですから、ハワイまで地球1周の約15%を飛行していることになります。

 なおチケットの種類は、消費者側では「ファースト」「ビジネス」「エコノミー」そして無料の「特典航空券」の四種類しかないように思えますが(最近はシートを若干広くしたプレミアムエコノミーというクラスも設定されるようになりました)、実際にはエコノミー席でも航空会社側では3〜5種類ぐらいに細分化しています。

 そしてそのクラスごとにマイレージへの換算率を変えていますので、これもまた話がややこしくなる原因です。



調査に当たって


マイレージ


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