海が見える部屋の是非

 ホノルル空港を出発して約30分。交通機関にもよりますが、H1を突っ走ってwaikikiと書かれた道路標識が見えてくるあたりで一般道に降りて、目指す宿泊場所に向かいます。

 沿道の景色を見て「へえ〜、こんな店があるんだ」とか、「そういえばここはガイドブックで紹介されたな」なんて思っているうちにワイキキ市街へ。

 ハワイに癒やしを求めるなら、当然海が見える部屋に宿泊と言うのが第一希望になると思います。

 しかし実際にそういった宿泊してみて分かったことは以下の点。

・ 昼間は確かに青い海やビーチの情景が見えて、ラナイからその光景を眺めるのは至福のひと時

・ ところが夜の海は基本的に真っ暗。ワイキキだと遠くの方に船の明かりや空を横切る飛行機が見えるぐらい

・ 部屋にもよりますが、夜窓を開けて寝ていると、意外に波の音がうるさい

・ ラナイで海を見ながらルームサービスの朝食なんてのも素晴らしい体験ですが、この値段はかなり高い

・ 滞在日数が短いと、のんびり海を眺めているより、ともかく出歩くことが多くなり、昼間の青い海をゆっくり眺める時間がない

・ そもそもビーチ側の部屋の宿泊価格が高い

 と言うことなどに気が付き、私の場合は昼ま出歩いてビーチで過ごせば、青い海と青い空は十分堪能できるので、あえて宿泊費が高いオーシャンビューの部屋を求める必要はなさそうだ、という結論に至りました。

 とはいえこれはあくまで好みの問題ですね。ともかくラナイで、コーヒーやビールを飲みながら青い海を眺めていれば満足と考える人もいると思います。

 そういう人は、ビーチ側の部屋を予約すれば、それだけで癒し効果は抜群。その際傍らに最愛のパートナーがいれば、思わず抱き寄せたくなる衝動を感じます。

 その意味では私もそうでしたが、新婚旅行ならオーシャンビューの部屋が良いかもしれません。

 ただ、上に書いたように、昼間いつでもビーチに行って青い海を見ることが出来るんだという考え方になると、せこい話ですが宿泊費がもったいないという気にもなります。

 というわけで、私はハワイ滞在5回目ぐらいでビーチ側の部屋は卒業。それよりも安い料金でなるべく長くハワイに滞在すると言うことを重視するようになりました。

 そう思って、山側の景色が見える部屋に宿泊してびっくり。ワイキキの場合は、マノア方面の山すそに広がる道路や家の照明が、夜になると実に美しいです。

 その黄色っぽい照明が、星の輝きに見えるような山すその風景を見ながら、涼しいラナイでビールを飲むと言うのはまさに至福の極みで癒し効果は満点。

 これは真っ暗な海しか見えない海側の景色では味わえません。ビールをごくっと飲んで夜景を眺めていると、柄にもなく「俺の人生はどうなんだろう?」なんてことまで考えるようになります。



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