ホノルル空港

 ホノルル空港に無事着陸した機体は、誘導路を若干走って無事ゲートに横付け。飛行機が停止する前に、早くもあちこちでベルトを外す音が聞こえますが、これはフライイング。

 ただ居ても立っても居られないという気持ちは良く分かります。狭っ苦しい空間から早く抜け出たいし、一刻でも早くおいしいハワイの空気を呼吸したいという気持ちもあるかも。 

 焦りまくっている人は、手荷物を持って通路に並び、ドアが開くのを今か今かと待ち構えています。やがてドアが開け放たれると、ぞろぞろと外へ。

 出入り口でフライトアテンダントが笑顔で見送ってくれ、ちょっと段差に気をつけながら空港内の通路へ。

 機体を出た瞬間聞こえるのは、ハワイ特有のエアコンの音ですが、外の景色を見ると風によって揺れているヤシの木が見えたりして暖かそう。

 その景色を見ると「ハワイだあ〜」という気持ちが芽生え、空港内の空気にも、何故かハワイ特有の熱帯植物の匂いが混じっているように感じられます。

 ただし「いよいよハワイだ。楽しむぞ〜」という気持ちがあればあるほど、「早くイミグレに行かないと・・・」というプレッシャーにも襲われ、ちょっと速足になります。

 この辺りは日本の通勤ラッシュ同様、少しストレスがたまります。またようやくたどり着いたイミグレには、あちこちから多数の観光客が続々と集まってくるので、「こりゃ時間がかかるかも」とちょっと落胆するかもしれません。

 それでも列に並んでいる人の顔つきは、早くもハワイのヒーリング効果が表れるのか、睡眠不足ではあるものの、皆さん一様に穏やかな顔つきになっています。

 というわけで順調に列が進み、ちょっと緊張しながらイミグレを通過。その先のエスカレーターで階下に降りると、そこがスーツケースの受け取り場所。

 自分のスーツケースが出てきたらすぐにそれを持って税関へ。と言っても申告する人はほとんどいませんから緑のレーンを通って、遂に空港出口へ。

 お正月のテレビでは個人用出口から有名人が出てきて、すかさずインタビューなんて言う放送がいつも流されていますが、税関を抜けて右折すれば、その個人用出口に到着。

 その先には、空港からの送迎専門のスピーディシャトルやタクシー乗り場があります。

 一方、左折すれば団体出口となりますが、空港シャトルでロバーツを利用する人や、直接個人的なシャトルを予約した人もこちらを利用することになります。

 いずれにしても、ここまで来ると「本当に今自分はハワイにいるんだな」という気持ちを改めて感じるようになり、やけにまぶしく感じられる周囲の景色を見ていると、呼吸とともに気持ちの片隅に貯まっていたにごりが少しずつ流されていくような感覚になります。

 こういった感覚をその後の滞在中すべての時間で感じることが出来るわけですから、やはりハワイは特別な場所なのではと思うことも多いです。
 



ホノルル空港からの交通手段


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