手荷物検査、出国審査

 搭乗券を受け取った後の行動は人によると思います。「とりあえず身軽になって一段落だ」と思って空港のレストラン街を歩き回る人も多いはず。

 最近はクレジットカードに付帯しているサービスで空港ラウンジで休憩をする人も多いです。さらにビジネスクラスなら出国審査手続きを終えれば、出発ロビーにある航空会社専用のラウンジで寛ぐこともできます。

 いずれの場合も寛ぐ点では同じですが、ラウンジは人が少なければゆったりと搭乗時間を待つことが出来ます。

 ただしハワイ便の場合は離陸後1時間ぐらいで夕食が提供されるので、ラウンジで無料だと思って様々な食べ物を食べてしまうと、肝心の食事時に満腹なんてこともあり得ます。

 またラウンジは静かなざわめきが広がっている空間なので、そこそこ癒やし効果がありますが、中にはアルコールが無料で飲めるとあって、つい飲み過ぎてしまうという人もいるようです。

 こういった人たちがグループで行動していると、その会話の音量も自然に大きくなり、ラウンジの静かなざわめきの雰囲気を壊してしまうことも多いです。

 当の本人たちはアルコールの影響でそういったことに気が付かない場合も多いのですが、周囲からは明らかに浮いた存在になり、こうなると周りの人の寛いだ癒やし気分は台無しです。

 さてレストランやラウンジで休憩後は出国審査に向かうことになります。最初は手荷物検査ですが、繁忙期は長い列が出来ていることが多いです。

 「こりゃ時間がかかりそうだ」とちょっとストレスもたまりますが、日本の場合は手荷物検査のレーンも多いので、列が伸びていてもそれほど長く待つ必要はありません。

 面倒なのは自分の順番が来た時に、その時のセキュリティの判断で、靴を脱いだりベルトを取ったり帽子を脱いだりする必要があったりすること。

 そういった必要がない場合もあり、毎回指示が違うので混乱します。また手荷物内の飲み物はその場で没収されますが、そのことが分かっているのについうっかり飲み物を持ってきてしまう人もいて、直前になって戸惑う人も多いです。

 ちなみに私は過去ホノルル空港で、手荷物にコンピューターを入れたままにして検査を受けてしまい、大柄の警備のおじさんが血相を変えてすっ飛んできて、「何を入れているんだ?」と詰問されました。

 当初は「えっ?何のこと」と思ったのですが、突然コンピューターを入れたままだったことを思い出して平謝り。肝心のコンピューターを取り出すときもおじさんは手元を注視。かなり緊張感が漂っていました。

 さらに最近の手荷物検査では、体全体をスキャンされるホールボディスキャナーみたいなものもあって、これも結構面倒。

 両手を上に上げて機会が体の周りをぐるっと回ってスキャン。ここで引っかかると、係員さんにボディタッチをされたりするので、人によっては不愉快な思いをすることになります。

 手荷物検査を無事通過すると今度は出国審査。最近はパスポートを機械のしかるべき場所にかざすだけで通過できるようになったようで、ここは気楽に通過できます。

 そしてここを通過すればきらびやかなお店が並ぶ出発ロビーとなり、自然に興奮が高まります。ここでは出発時間まで搭乗ゲートで待つ人、カフェ等を利用する人、航空会社のラウンジに行く人とそれぞれ動きは分かれると思います。

 ともあれ、いずれの場合もワクワクドキドキが高まってきて、この頃には仕事の悩みとかを忘れて気分はハワイモードになっているはずです。
 



搭乗、そして離陸


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