旅行準備の癒し効果

 ガイドブックやネットの情報を頼りに少しずつ旅行計画が出来、徐々に出発日が近づいてきます。

 この時の心境「いよいよ○○日に出発だあ」という感覚は実に良いものです。適度の緊張感を伴いながら、現地に行ったらどこで何を食べようか、あれをやったらきっと面白いだろう、いやいやあそこに行くのも良さそうだ等々、どんどん妄想?が膨らんでいきます。

 この時脳の中では癒しのホルモンが噴出しているのではと思うのですがどうでしょうか?仕事も家事も、やらなければならないこともすべて忘れて、妄想にはまり込む心境。実に楽しいです。

 さらに出発数日前になり、仕事の合間に何とかスーツケースを引っ張り出し、傍らに旅行用品を積み上げていくとき、これまたその衣装を着てワイキキビーチを歩く情景が浮かんできたりして、しばし物思いにふけるなんてこともあると思います。

 ただし所持品の用意は、時にストレスになることも確かです。間際になってパスポートの期限が近いことが分かったり、ESTAの申請を忘れていたり。

 また最寄りの空港までの交通手段とか、旅行保険の必要性とか、ホノルル空港からワイキキまでの移動手段等、結構考えることは多いです。

 と言っても、これらは自分が旅行を楽しむための行程の一つですから、「やらなければならない」という発想ではなく、「楽しみながらやってしまおう」と考えれば、意外に準備もはかどるかもしれません。

 というわけで、飛行機のeチケット、週泊場所のバウチャー、ツアーの場合はツアーの予約確認書、これにパスポート、現金等の貴重品を加えて手荷物に収納。

 スーツケースの準備も終われば、それを部屋の片隅に置いて、「後は持っていくだけだ」と呟いて前日の夜を迎えます。

 この時気分が高揚しているとなかなか寝られないという思いをすることもあります。通常は「寝不足は良くない」と思うわけですが、ハワイ旅行の場合出発が夜行便ですから、「多少の寝不足なら、機内でよく眠れるはずだ」と頭を切り替えれば、いつの間にか寝入っているのではと思われます。

 そして出発当日。落ち着いていつもの時間に起きる人もいれば、旅行に行くのがうれしくて、小学生が遠足に行くときのように早く目が覚めてしまう人もいると思います。

 いずれにしても、前日の夜あたりから、それまでため込んでいた仕事や日常生活からのストレスからかなり解放されているはずです。

 場合によっては、仕事のことなんかすっかり忘れていたと感じる人もいるはず。まさに旅行に夢中になることによるヒーリング効果ですね。

 というわけで、空港に到着する時間から逆算して自宅を出発するわけですが、出発間際にはちょっと心配なこともありそう。

 それは電気の消し忘れやガスの元栓の閉め忘れ、更に所持品の忘れ物など。何回も何回も私は再確認することがあるのですが、これはちょっとストレスです。

 しかしそれらをすべて確認して、「よし出発だあ」と思って玄関のノブに触れるときの気持ちは格別。いつもと全く変わらない玄関のドアなのに、そこを通り抜けると妙な解放感を感じることが多いです。

 「これでしばらく日常生活とお別れだ〜」という解放感です。ドアを開けて外に出てスーツケース等を引っ張り出し、空を見上げた時きれいな青空が見えれば、「こりゃ絶好の旅行日和だ」何て言う感覚も生まれ、ワクワク感がますます高まります。



出発当日の癒し効果


癒しについて


トップページへ