ハワイ大好き人間がかかるハワイ病

症状

 ハワイが好きで好きでしょうがない人たちが大勢いるらしい。ハワイ病と呼ぶ。伝染率はそれほどでもないが罹患率はかなり高い。海外旅行に免疫の無い人間ほど罹りやすいような気がする。きっかけは1回目のハワイ行きである。

 潜伏期間はハワイに滞在している間。発病は早い人は帰国数日前から、だいたいは帰りの飛行機、遅い人でも帰国後数日で発病する。

 熱は出ない。咳ももちろん出ない。時差ボケが解消しても、ハワイで撮影した写真やビデオを眺め、当時の記憶を何回も何回も蘇らせ、大脳皮質に定着させる。やがて大脳に定着させるだけでは物足りなくなり、再度現物を見る、感じる、触る、経験する、という欲求が高まる。立派な感染者だ。


重度

 また行きたい、と願っている内はいいが、定住したい、と言い出す。ここからは重度である。もちろん定住して悪いわけがないが、現実は厳しい。

 まず言葉の壁、そして生活習慣。さらに仕事に就けるかどうか。もちろんビザの問題もある。たいていは憧れで終わる。しかしあこがれ続けている間は、病気は完治しない

 本屋さんをうろつき、ハワイのガイドブックや紹介本を漁り、手当たり次第に読破する。テレビでハワイ特集をやる事がわかると、数日前からビデオの予約をし、もちろん当日は録画しながら番組を見る。

 ハワイ関連のレストランが近くにオープンしたことを聞きつけると行かずにはいられない。インターネットでハワイという文字で手当たり次第に検索し、情報を得る。

 さらに症状が進むと、本の背表紙の文字の中に「ハ」や「ワ」が見えると、ハワイ関連ではないかと思わず手にとってしまう


対策

 ともかく行けば直る。ただし帰ると症状はさらに重くなる。行ったついでにハワイの最新情報をさらに持ち帰ってきて、ますますのめりこむ場合もある。

 いずれにしても特効薬はないので、周りの人間は「ハワイ好きなんですねえ」なんてお世辞めいたことを言って、さりげなくその話題から離れようとする。そこまで来たらあとは同好の士を募るしかない。インターネットの掲示板の出番だ。

 この段階でのハワイの知識は半端なものではないので、掲示板でもかなり発言回数が増え、ハワイ通に仲間入りできる。これでかなりストレスが解消する。

 次はHPだ。ともかく自分の体験や考えをかきまくる。これでほぼ大丈夫。精神構造はまだかなりハワイに傾いているが、仕事等の業務に支障をきたすことはなくなる。

 以上ハワイ病対策を書いてみましたが、書いているうちに、実はこれは自分の事だ、ということがよくわかりました。


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