なれそめの項でも書きましたが、初ハワイは奮発してハレクラニに宿泊しました。ハレクラニがどんなホテルかもほとんど知らず、ただ有名で、ワイキキで一番良いホテルだという噂を聞いたからです。
今にして思えば(今でもそうですが)田舎者丸出しの滞在であったと思います。思い返すと赤面する場面が多々あります。それやこれやを少し書いてみます。
チェックイン
2時ごろフロントで名前を告げると、残念ながら部屋はまだ空いていないとの事でした。(それまではシェラトンの食堂でウエルカムランチと称するものを食べさせられ、おみやげを今のうちに買うと得ですよ、というしつこいガイドが続きました。
もちろん初ハワイの私はしっかりマカデミアナッツやパイナップルを購入しました)帰国したときの成田での荷物の多さは、今でも印象に残っています。
ともあれ困ったもんだ、なんて思っているうちに、フロントまで着いてきたツアー会社の係員は、他のお客さんの世話をしなければいけないのか、いつのまにかいなくなってしまいました。
英語に自信の無い我々がどうしようかと途方にくれていると、コンシェルジュらしきお姉さんが、いわゆるウエーテイングルームに案内してくれました。
もともと3時チェックインなのに2時やそこらでチェックインできるわけが無いのですが、そんなことにはまったく気が付いていませんでした。
(ただしこのときはスイートへの宿泊を希望していたので、もっと強気に出ても良かったのでは、と今では思います。もちろん英語でがんばらなくてはならないという条件付ですが)
その後しばらくしてようやく係りのお姉さんが再び現れ、部屋の用意が出来たから、と言って部屋まで案内してくれました。
808号室
だったと思います。廊下を海側に歩いていくと突き当たりに二つのドア。まっすぐ突き抜ければビーチです。左側の部屋の左側がダイヤモンドヘッド。我々の部屋は右側でした。(残念)しかし重厚なドアの作りが印象的。
お姉さんがドアをあけて我々を通してくれる。入った瞬間の印象は、明るい、広い、美しい、素晴らしい、というような感じで思わず「すごい!」という声が出ました。お姉さんが笑って見守ってくれます。
ドアから7〜8m入った、海に面した窓に小さなデスク。ちょっとした仕事ができるスペースです。右に行くとベッドルーム。ここがともかく広い。キングサイズの素晴らしいベッド。足元にはちょっとした台があります。テーブルの上には果物が山盛り。
室内にはキャビネットに入ったオーデイオセット。これがどんなに素晴らしい部屋だったのかわかったのは、後々ワイキキパークホテル等に宿泊してから、ようやくその価値に気が付いたのですが、そのときは有頂天になっていて、どれぐらいグレードの高い部屋なのか検討もつきませんでした。
海側には小さなバルコニー。(ハレクラニの写真では、かならずこのバルコニーの部分が写っているので、ついあのときの部屋だ、という目で写真を見てしまいます)目の前はもちろん海。左にはダイヤモンドヘッド。左下にはハウスウイズアウトアキーのバンドスタンドや有名なプールが見えます。
西側のラナイからは、美しい芝生が見え、折りしも結婚式が行われていました。さらに素晴らしかったのがバスルーム。シャワーブースが独立していて、かなり大きめのバスタブ。小さなテレビも置かれています。
洗面台には各種のアメニテイがこれみよがしに置かれています。ともかくこれまでの人生経験では宿泊したことの無い部屋でした。