初ハワイ旅行のツアー探索

ツアー探索

 ハレクラニという名前を最初女房から聞いたときは、これはまたなんという奇妙な名前だ、という印象でした。日本語の語感からは想像できない名前で、ましてやその意味は見当もつきませんでした。

 ただ、いろいろなガイドブックを買い込み調べていく内に、このハレクラニが常にホテル紹介の最初のページを飾っていることに気がつきました。

 よくわからないながらも、ここがどうやら一流ホテルらしい、ということは分かりました。五つ星ホテルなんてことも書いてありましたが、五つ星のことも当時はよく分かっていませんでした。

 もっとも国内でもビジネスホテルぐらいしか経験していない人間が、分かったといっても高がしれています。ハレクラニのホスピタリテイが徐々に分かってきたのは、新婚旅行で実際に宿泊してからです。(もしかすると帰国してからかもしれません)

 その経験にしても、実際は新婚旅行で舞い上がっていて、今のようにホテルの隅々まで体験してしまおう、なんていう欲はまったくなく、ただほんわかほんわかして帰ってきただけです。

 新婚旅行の骨格が固まってきました。後は予約だけ。有名な海外旅行情報雑誌エービーロードを買い込み、ツアーを一つ一つチェックしました。チェックするといっても、なにぶん基礎知識がないので、何が書いてあるのか、文字は読めても内容がさっぱりわかりません。

 通常のツアーは4泊6日らしい。え、何で、と最初は思いました。5泊6日の間違いでは、と真剣に考えました。女房が冷静に根気よく教えてくれます。「1泊は飛行機なのよ」そうだ、そうだった。この旅行はそれが出発点だったんだ。改めて認識させられました。

 ところでツアーが4泊だとすると、我々の希望している6泊はどうなるんだ、という疑問に直面。それについては、ツアーの片隅に延泊可または延泊は問い合わせとしか書いてない。

 そんな中にたまたま希望しているハレクラニの、しかもクラブコーナースイートに宿泊する、というツアーを発見。これは良い。まさに我々の要求と一致する、と思いました。

 ところが会社名を見ると、聞いたことがない。その時点で私が知っていたツアー会社はJTBや近畿日本ツーリスト、日本旅行等の大手のみです。

 それまでまったく海外旅行には縁がなかったのですから、ある意味では当たり前です。とりあえず電話をかけてパンフレットを送ってもらうことにしました。10月の事です。旅行は3月なので、まだまだ余裕がありました。

 パンフレットに掲載されていた料金は、4泊6日のツアーで飛行機はエコノミーというものでした。一応延泊料金とビジネスクラスへのグレードアップ料金も書いてありました。

 計算してみると、JALビジネスクラスでハレクラニコーナースイートに6泊宿泊すると、夫婦割引等を使って、どうにかぎりぎり予算内に収まります。

 よし、これで行こう、と決め早速電話をかけて、こちらの希望を伝えたところ、時期が早かったせいか、あっと言う間に予約が成立。金を振り込み、後は出発日を待つばかりとなりました。

 ちなみに初めて私が利用したツアーの会社名は、今では知っている人も多い「ファースト・ワイズ」です。



ハワイ雑感と失敗談


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